立礼席の薄茶席です。
学芸員の方が 半東さんで 流暢にお話を展開してくださいました。
樋口一葉 筆
冬ながら 梅咲くほどの あさ風は 袖寒からぬ ここちこそすれ 夏子
玄々斎箱(げんげんさい)
竹二重切 花の袂(たもと)
都忘れ 菜の花
道真公が大宰府に都落ちをされていかれる道すがら この花々が咲いていたという事でした。
綺麗なお話に なるほどなるほど・・・。
棚 御園
水指 仁清写扇面絵手桶(にんせいうつしえせんめんておけ)
季節の花を探しました。四季折々使える水指、絢爛豪華で初釜の雰囲気です。
即全造
薄器 螺鈿(らでん)梅絵大棗(おおなつめ)
茶杓 淡々斎作 銘 香風 北野天満宮紅梅を以って
蓋置 槍梅
建水 梅蒔絵(うめまきえ)写真撮り忘れ 残念!!
茶碗
土師鰭黒(はじびれくろ) 了入造(三代以降の名工とされた楽家九代)
替茶碗 梅絵 即全造
替茶碗 絵高麗写 一指斎箱 鵬雲斎大宋匠箱 慶入(11代) ああ 何という事でしょう!写真がありません
干菓子
清香殿 大宰府 藤丸 製
真盛豆(しんせいまめ) 京都 竹濱義春 製
器 鵬雲斎在判 朱梅花盆 黒田辰秋造 もしかしたら この器ではないかもしれません。
さてさて、お菓子は茶席では 大きな楽しみの一つ
藤丸は九州の銘菓であり 真盛豆は京都の御菓子。
なんと秀吉の北野大茶会でも出され 細川幽斎さまが「君が代は 千代に八千代に 細石の巌となりて 苔のむす豆」
と替え歌をなさっとか…誠でしょうかねえ。大変美味しかったです。お話もマメでした。
莨盆 一閑(いっかん)造
煙草入 やしのみ 火入れ 久右衛門造(きゅううえもん)
飯島商店にこのお菓子があること知りませんでした。
みすず飴のお店ですが、この菓子も美味しかったです・
ホテル犀北館の点心は 量もたっぷりで 茶席に満足したお腹には 食べきれませんでしたので 持ち帰りました。
この弁当箱には 巻きずしをそのまま居れて 桜を見に出かけようかと思いました。
お宝尽くしの感激を 表現するのは難しいですが、一番の楽しみは 小池宋佳さまの身近に手に取って 鑑賞してくださいのお言葉でした。時間もたっぷりあり、心ゆくまで楽しめました。こんな道楽はと思いましたが、次回も行けたらいいなと秘かに思っています。
去年の3月の写真
変な猫。
この頃 知らない間に 家のどこかで寝ています。呼ぶといたるところから鈴の音がして 眠いんだけど 何か御用ですか、ないなら呼ばないで!!!と言った顔で出てきます。変な猫だけど可愛らしいです。