2月に行ってきました。遅ればせながらのアップです。
茶道具屋さんに どこか楽しい茶会はないですか?と聞くと紹介してくれたのが この茶会です。
雪籠りにうんざりしていた矢先、友達を誘ったのですが、何しろ金額が高いので・・・・・・・
私も、こんな道楽は今回限りにと思いつつ出かけました。結果は 感動感動で 次回も是非ぜひでした。
今日の点心は ホテル犀北館ですね・
一度 ゆっくり説明を頂ければ 更に深まる感慨でしょうが それでも 心鎮まる。
さて、受付30分前に来てしまったので・・・・・
ロビーで・・・・北野天満宮の梅の小枝・・・・そして 御茶の精神である「和敬清寂」
ちょっと、一杯待たされて・・・・・・と言っても 美術館の事、作品を見させていただきました。梅尽くしの始まりでした。
寄付
床・・・橋本関雪筆 梅俱々利天神
天神様こと菅原道真公が牛の背にまたがり 素敵なお顔で 梅林を・・・・・
ええ!!牛の背中に・・・大変長閑で雅でした。
本席
床 玄々斎 筆 天満自在天神
花 賀神梅(中国春ラン)
幽そけき花の瑞々しさに 惹きつけられました。
花入れ 淡淡斎好 珠光青磁写し 北野 二十五の内 惺入造
楽家13代(せいにゅう)と読めばいいのでしょうか。
棚 鵬雲斎大宗匠在判 北野
水指 南京辰砂
蓋置 黒つくね 旦入造 楽家10代
釜 阿弥陀堂 与次郎造
安土桃山時代の釜師 千利休の釜師として著名。阿弥陀堂釜 雲竜釜 四方釜など造った。当代一の釜師として 豊臣秀吉より「天下一」の 称号を許されたとのことです。
茶入れ 黒織部 梅花紋
仕服 萌木牡丹唐草金襴 苺漢東 九龍文金襴
茶杓 円能斎作 銘 牛天神 癸牛年作 鵬雲斎大宗匠外箱
茶碗 黒 銘 有儘 啐啄斎箱 一入造 楽家4代
替 御本三島 蜂須賀家伝来
替 黒焼貫 当代楽吉左エ門
御茶 松花の昔
菓子 長五郎餅(北野天満宮御神菓
器 青交趾 梅形鉢
火入 渦文 妙全造 永楽得全の奥様
梅尽くしの濃茶の席でしたが、実際は流石美術館 宝尽くしでした。
そして 一番感激したのは 席主様が何でもよくご存じで お話の素晴らしいこと。写真撮って良いですか、触って良いですか?と恐る恐るお聞きすると「あら、いいわよ、どうぞどうぞ。」ブログに載せたいんですが、「良いわよ。どんどん載せてください。」とのことで この後が私にとっては 大変でした。
素晴らしい時代物の数々を 手にして・・・・・・・・・・
さて、書き落としてしまいました。濃茶を頂いた茶碗は 当代楽吉左エ門でした。こっそりお値段をお聞きすると 800万円時価一千万とのことでした。あいにく写真を撮り忘れたのですが、筒のような形でした。さぞかし点てにくいだろうと思われましたが 飲み安い茶碗で 三人でたっぷり頂きました。
とかく 決まりがあって 肩苦しい席の茶席の中で 今回は席主さまの明るい、開放的な計らいで 本当に楽しい茶会でした。
次回は薄茶席を載せます。
濃茶席が終わった時 戸隠での茶会 ご招待しますわとおっしゃったので 楽しみです。
去年の三月 シロタン
高校の同級生に だっこおねだり猫なんですよと話したら あら珍しいわねと言われました。
只今 外遊び中。