友だちが始めた能のお付き合いで 去年から 長野能を鑑賞する機会に恵まれています。去年はA席でしたが 今年はS席 ホクト会館の中央の席でした。1時に始まって 5時までで 長い鑑賞時間には 椅子が窮屈でしたが また 来年も誘ってねの楽しさでした。

 演目は 隅田川 附子 石橋でした。日本文化の奥ゆかしさ 日本人の文化の深さを実感してきました。長野は北信流と言って酒の席で 御肴として 謡をだして取り仕切る作法があるので 男性がたくさん謡を習っているのが特徴ですと紹介されました。

会場は高齢の男性がたくさんでした。昨年は教本をだしている方がチラホラみられ 感服しましたが 能は マイクも使わないので ことさら静寂の世界で 行いますとの案内だったせいか、今年は見かけませんでした。

 難しい演目だったので 習っている友達に 地唄はなんて言っているかわかるのか聞いたら 分かる所もあるけど 分かんないさあと返ってきたので ほっとしました。私としては これだけの内容を 大鼓 小鼓 太鼓 笛の楽器 床を踏み鳴らす音などで 盛り上げ 謡はオーケストラでいえば バイオリンのように 感情豊かに 様々な言葉の音を響かせているんだと思い 心地よく鑑賞してきました。

 一年ぶりの友だちとの再会 犀北館で夕食を賑やかに食べてきました。学生時代の友だち、同じ釜の飯を食した仲間との会話に 同席した夫は いいなあと後でぽつりでした。

シロの首に巻いてあるリボンは チョコレートの箱についていたリボンです。