夫が買った本の中に 私の愛読書が幾つかある。紀野一義著 名僧列伝は文庫版で5冊ある。
大河ドラマの佐藤義清こと西行について 熱く書かれているのは 列伝の3である。西行・源信・親鸞・日蓮と
4人について書かれている中の 最初でページ数は295ページの中の99ページ。如何に書きたいことがたくさんあるか分かるが 私は大好きで どこかに行くときは 鞄にいれ 炬燵に寝床に 時々 持ち運ぶ。
大河ドラマと違って お二人の関係をもっと高貴なレベルで書かれているので 短歌の好きな私はひかれる。
願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ
佐藤義清が北面の武士に任ぜられて 鳥羽天皇・待賢門院章子にご挨拶を申し上げたのは
この2月26日だったのではないか?・・・著者の推測
涙のみかきくらさるる旅なれや さやかに見よと月はすめども
「西行 そんなことで どうします。もっとさわやかな眼で、人生を見わたしてごらんなさい。」
と門院
春風の花を散らすと見る夢は さめても胸のさわぐなりけり
春風が花を散らす夢を見た。それは門院さまがお亡くなりになるということである。そういう夢
を見ると、さめてののちにも胸が騒いでならないのだと西行は歌う
まだまだ 熱いお話がたくさん。月も花も門院のことなのだそうです。
23歳で 出家をした西行法師 吉野の奥の千本の桜
さびしさに堪へたる人のまたもあれな 庵ならべむ冬の山里
昨日は 学生時代の友達と会い 同級会の計画を話し合った。
総勢14人 誰と再会をし 何を語れるのか。
年をしてくると 若かりしころの君が 今何をしているか聞くのは楽しい。
昨日は 一人が「能」を始めたというので びっくり
個人レッスンを受けているというので えええ!!!
謡をやってるのと聞くと そうだというので もしかしたら 8月には 酔った勢いで聴かせてくれるだろうか。
ちなみに 一人というのは 女性なんですよ。
あああ 短く 短くと思うのに こんなに長い・・・・・・・・・・