パッションフルーツ
十三夜の月照る庭にハナカンザシ白百合のごとく咲きかおれり
熟れたればポトリと落ちて転がれりパッションフルーツ胡桃の如し
落下したるパッションフルーツ手に取れば紫の果実さやかに香る
苗木から三年経たりパッションフルーツ卵の如き実赤く色づく
若住職修行を終えてのゴマ豆腐大きくたっぷりお膳の真ん中
ギボウシの花に入りて虫を待つアマガエルにも策略ありて
満場の拍手の如く稲穂ゆるる花咲きはじめの若穂を風揉む
パッションフルーツは ご近所にはないと 密かに楽しんでいたのですが 最近驚きました。車で 2,3分の家の軒下に簾のように茂っていました。あそこの家は 以前 狸が 子育てをしているのを見たこともあり謎です。青い実が 幾つかなっていましたが 南国特有の花木の育ちで この時期も 青々としていました。
来年は 私も 軒下に植えてみようと思います。まずは 近々ちょとお邪魔をして見ます。