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「こだまでしょうか」という 金子みすヾの詩が 一日に何回も紹介されます。

「わたしと小鳥とすずと」という詩集の中に掲載されている詩です。

「わたしと小鳥とすずと」が教科書にのり 誰もが一度は目にしたことのある詩ですね。 


その時 私も詩集を求めました。詩集は少し日に焼けてしまいましたが 詩はピカピカです。


好きな詩の中の一つを


こころ

 

          金子 みすゞ

おかあさまは

おとなでおおきいけれど、

おかあさまの

おこころはちいさい。


だって、おかあさまはいいました、

ちいさいわたしでいっぱいだって。


わたしはこどもで

ちいさいけれど、

ちいさいわたしの

こころは大きい。


だって、大きいお母さまで、

まだいっぱいにならないで、

いろんなことをおもうから。




やっぱり もう一つ


つゆ


だれにもいわずにおきましょう


朝のお庭のすみっこで、

花がほろりとないたこと。


もしもうわさがひろがって

はちのお耳にはいったら、


わるいことでもしたように、

みつをかえしにゆくでしょう。