沈丁花の鉢植えを見かけました。写真に撮ろうと近づくと なんと一本の見事な沈丁花の木。
普通はブッシュのように藪になって咲いていると思うのですが 根元をみると一本で仕立て 50センチ位のところで ぱっと枝を細かに広げていました。
うーん立派。
白花の沈丁花と赤花の沈丁花と二鉢置いてあります。
さぞかし満開のときはと見惚れてきました。
私も 何とかあの幼い沈丁花の木を このように育ててみたいと思います。
鉢は 小さかったのですが 幹は見事でした。
すぐ隣でビオラが 鉢一杯花を広げていました。
仲町の通りは 辛夷の通りになっています。既に蕾が膨らんで 日差しに輝いていました。
最後に 本多恭子さんの短歌をもう一度
あたたかき日が続きゐて季のさだまらず殻うすき寒の卵を割りぬ
夜の冷えまつはる指に黄水仙の花を包めるうすき紙剥ぐ
目の醒むるときに覚ゆる哀しみをみづから質(ただ)すいとまをもたず
鬱々と日を過ごせしが細(こま)やかに心うごきて風邪癒え初むる