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雪に籠もっていて、気分転換に外に出てみると 近所の空き家の雪降ろしをしてありました。


こんな風に どんどん雪が積もっていきます。


 今日は 短歌を載せます。平成2年から6年までを 歌集として「フルーツポンチ」「カタクリの花」としてまとめま


した。限定出版10冊で、いいかなと張り切っています。今年は23年ですから ぼちぼちまとめて行かない


と・・・・・・・たとえ駄作でもと思っています。時々古いものから 腐らないうちに ブログに載せますので ご賞味


ください。



     バス停に待ちいる嫗(おうな)が母に似て雪降る朝(あした)ふるさと思う


     雪かずくピラカンサスの赤き実も餌になるらしくヒヨドリの来る


     無人駅 待合所なる貨車入れば思わざりきストーブ焚かれあり


     すわってと我が背の雪を打ち払う息はずませて小さき児童は


     時折に吹雪の音の聞こえ来る静かな宵を雛飾りする


     昨夜(よべ)の雪止みて青空すがすがし電線の雪はらりと落ちる


     天空は晴れわたるらし青空がかすかに見える雲のまにまに


     「天気図の冬型体験だね」北から南 車走らす


 31文字の表現です。平成3年の後半から始めた短歌です。23年ですから 20年のストックがあります。


読み返してみると 鮮明にそのときのことが 浮かんできます。


31文字で表現をしようと懸命に そのときの状況を何度も 思い返すうちに 一枚の絵が体の中にできているように思います。


不思議なほど そのときに自分が立てるので不思議です。


20年前の初めての短歌です。 皆さんもよろしかったら ノートの隅に31文字の試みは 如何ですか。




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