秋の味覚 葡萄 キャンベラ

　　汗だくで宅急便のお兄ちゃん「クール便です」田舎の野菜

　働き虫の娘から　宅急便が届いたと電話が来た。ちょっと細い路地の先に住んでいるので宅急便の人は　30メートルくらい荷物を運ぶらしい。上のような状況を　申し訳ないように娘が告げた。
　

今年の初なり。およそ70袋掛けたらしい。一回消毒をしただけでこの実り。
花が咲いて　小さな実がなると消毒をして　袋をかける。それで出来上がり。
秋を待つだけ。　夫のここ何年かの慣わし。


　　葡萄棚の下のパセリの枝に　アゲハチョウが留まっていた。
　　慌ててカメラを。羽化したばかりかと思ったが　そうではなく問題があるようなので。
　　花の上に移してやった。

鈴なりの茄子、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミョウガ


それに　真っ赤に熟れた果物のような甘さのトマト。

茄子は
　　大きく三つか四つに切って　ミョウガを縦長に切ったのと一緒に　醤油とダシと砂糖少し入れて
　　さっと煮てね。意外とおいしい。
ミョウガ
　　細かく刻んで　そこに味噌漬けのみじん切りを入れて　
　　混ぜ合わせて　炊き立てのご飯に掛けて食べる。それで終わり。
　　奥信濃の味かな。姑の御伝授
トマト
　　残ったら　カレーにいつでも入れられるよう　煮て冷凍庫に保存しておくといいよ。
　　スパゲティニしてもいいね。真夏のトマトを食べると　他の季節のトマトは食べない。だってトマトじゃないから。

　　　二千円持ちて娘は颯爽と原宿行かんと電車乗り込む
　　　東京めぐりの一番に原宿散策を望みし娘は十三歳

あれから何年も経って　娘は神保町で働いている。二週間に一回　田舎の味と季節の料理を送っている。
元気なうちは　私の出来ることの大切な一つと。