縞パジャマ
二十歳を過ぎて、自分も子どものままではいけない。と、急いで大人になろうと思うようになった今日この頃、ふとパッケージが気になって借りてみた『縞模様のパジャマの少年』。切なかった。
戦争の時代、何もかもが濁った社会の中で、二人の幼き友情だけは美しかったに違いありません。汚れなき純粋無垢な二人には、戦争、差別…そんなものなど関係なく、ただ二人で楽しく遊ぶことが世界のすべてだったのです。
そして衝撃のラスト。
大人になったって、何が偉いなんて分かりません。ただ、たまにふと振り返って、何にも影響されなかった幼き自分を見習う事も大切なんだろう…なんて感じました。
戦争の時代、何もかもが濁った社会の中で、二人の幼き友情だけは美しかったに違いありません。汚れなき純粋無垢な二人には、戦争、差別…そんなものなど関係なく、ただ二人で楽しく遊ぶことが世界のすべてだったのです。
そして衝撃のラスト。
大人になったって、何が偉いなんて分かりません。ただ、たまにふと振り返って、何にも影響されなかった幼き自分を見習う事も大切なんだろう…なんて感じました。
銃を持ち、赤と青の靴下を履いた青年
課題のためもあって、ジェームス・ディーン代表作『理由なき反抗』を観ました。タイトルはこの作品の結末を観れば分かります。
映画の感想は、まず映像・編集技術という点においてはあまり評価できるものではなかったように感じます。カットが繋がらずズレているところも多く見られたし、特に気になったのが終盤のカットごとに異なる明るさでした。
しかし、これらを打ち消す程の緻密なキャラクター性・世界観があり、個人的にはピッタリはまるような感覚に陥りました。ストーリー展開としては疑問が残る箇所もありましたが、軸がしっかりとしていてとても安定感がありました。
個々人の持つ若さ故の葛藤、仲間、家族、そして自分。人は何を頼り、何を信じるのか。自分が今この世からいなくなったとき、果たして何が残るのか。そう思うと何だか怖くなります。何が正解で何が不正解なのか、何が幸せで何が不幸なのか。
プレイトーはジムと出会い、束の間の幸せ・家族を手にしたけれど、結局は人を信じることの出来ぬまま最期を迎えます。彼を思うと切なくて仕方がありません。
私の感情に突き刺さる映画でした。
映画の感想は、まず映像・編集技術という点においてはあまり評価できるものではなかったように感じます。カットが繋がらずズレているところも多く見られたし、特に気になったのが終盤のカットごとに異なる明るさでした。
しかし、これらを打ち消す程の緻密なキャラクター性・世界観があり、個人的にはピッタリはまるような感覚に陥りました。ストーリー展開としては疑問が残る箇所もありましたが、軸がしっかりとしていてとても安定感がありました。
個々人の持つ若さ故の葛藤、仲間、家族、そして自分。人は何を頼り、何を信じるのか。自分が今この世からいなくなったとき、果たして何が残るのか。そう思うと何だか怖くなります。何が正解で何が不正解なのか、何が幸せで何が不幸なのか。
プレイトーはジムと出会い、束の間の幸せ・家族を手にしたけれど、結局は人を信じることの出来ぬまま最期を迎えます。彼を思うと切なくて仕方がありません。
私の感情に突き刺さる映画でした。
ロリータ
スタンリー・キューブリックの『ロリータ』(1962)を観ました。
胸くそ悪い感じが今も残っています…。人の独占欲、束縛、その他もろもろの心地悪いものをこれでもかと見せつけられて、吐き気がします…orz
この不快感はキューブリックの作品が感情移入しにくいことへの苛立ちなのか、はたまた感情移入してしまったことによる自分への苛立なのか。
とにかくこんな映画が作れるのも、彼が奇才が故なのだと自分を納得させようと思います。
あぁ(´Д`)=з
胸くそ悪い感じが今も残っています…。人の独占欲、束縛、その他もろもろの心地悪いものをこれでもかと見せつけられて、吐き気がします…orz
この不快感はキューブリックの作品が感情移入しにくいことへの苛立ちなのか、はたまた感情移入してしまったことによる自分への苛立なのか。
とにかくこんな映画が作れるのも、彼が奇才が故なのだと自分を納得させようと思います。
あぁ(´Д`)=з