道場でいつもケガしてる子供に
絆創膏やコールドスプレーやテーピングで
応急処置をしてることが多い。
備えがほぼ万端。
よくケガする息子のために
テーピングとアンダーラップは常備。
痛み止め完備
コールドスプレーでアイシングは基本
時々爪が剥がれたり
マメがつぶれたりで血が出ることもあるから
大きさの種類多数完備。
それは自分の子だけではなく
頑張ってる他の子にも提供する。
ある日、娘が
「ママ、絆創膏ちょうだい」
といった。
「どっかケガしたん?どこ?」
と聞くと
「私じゃないねん。A君やねん。」
と娘が言った。
A君とは
以前、あまりにもふざけてひどかったので
注意した時
「うっさいねんくそばばぁ」
と言ってマジ切れした
娘と同じ年の男の子。
当然
「いやや」
と言いました。
「なんで?ケガしてるのかわいそうやん。」
と娘は言った。
「アイツにあげるくらいなら捨てる。」
とまで大人げないウチは言った。
周りの保護者も
「まぁ確かにw親そこにおるんやしえーんちゃう?」
「やさしいなぁ。いい子ー」
などと言っていた。
すると娘は視線をケガしたA君に向けて
何かを考え
今度はウチの顔をじっと見た。
「他の子にはいつも上げるのに…。」
とさみしそうに言った。
「他の子はママの言うこと聞いてくれるもん。
でもアイツは喧嘩売ってくるし嫌。」
とまた冷たく言った。
すると娘は
「でも、ママはいつも困ってる人にやさしくしなさいって言ってたもん。
どんな人でも困ってたら助けてあげやっていつも言うもん…。」
その言葉を娘が言ったとき
罪悪感が…。
確かに言いました。
どんな人も困ってたら助けろと言いました。
…絆創膏用意しよう。
でも
やはり多少の抵抗があるウチは
やっすい絆創膏を選んだ。
娘はその絆創膏を嬉しそうに受け取って
A君に渡しに行きました。
その姿を見て
周りでをれを見てた保護者に
「いい育て方してるな」
とほめられた。
「罪悪感、感じたわ。」
と照れ笑いしながら言った。
ちゃんとわかってくれてたんやな。
ホームレスを見た息子にも同じことを言ったことがある。
高校受験のために塾に通っていた時。
ホームレスを見て気持ち悪いといった息子に説教した。
「好きであぁなら張ったわけじゃないやろうし、
いろんな事情を抱えたはる人もいるんやから
そんな目で見たらあかんし、
しかもそんな言葉絶対に言うたらあかん。
将来不景気がもっとひどくなって
誰だってそうなる可能性があるんやからな。」
その言葉を聞いたとき
息子は少し申し訳なさそうにもう一度
ホームレスを見て切なそうやった。
その日から、ホームレスに「さん」をつけて気にかけてた。
「ホームレスさん今日もいはったわ」
「ホームレスさん寒くないんかな?」
ときにかけ
ある日
「ホームレスさん最近いいひんねんけど、無事かな?」
と言い出した。
正直そこまで気にすると思ってなかった…。
「大丈夫やろ。生きていくプロやから。」
というと
「ならいいけど」
と心配してた。
子供は親の話を聞いてないと思ってた。
けど、子供たちはちゃんと聞いてくれてたんやなと
ちょっと感動した。