「脳コワさん」支援ガイド (シリーズ ケアをひらく) 
鈴木 大介  (著)

 

 

私は目に見えて分かる障害だから、そこの説明をする必要はないけど。高次脳機能障害のように、目に見えない障害を持った人たちの苦労は私が感じたことないレベルのものだと知った。

すべての援助職、家族、支援者が読むべき。この本にも書かれてたけど、窓口業務の人も読むべき。

 

「助けて」の声を出すのが難しいのは、どうして助けてほしいのかを説明するのが困難だから。

 

「こんなサービスがあります」「申請しなさいよ」のアドバイスだけではまったく援助になっていない

 

その通りだと思う。

私も口だけにならないようにしようと思った。

 

 

出版社からのコメント
★★なぜ急に「キレる」のか、「怒りっぽい」のか、「疲れやすい」のか、「こだわる」のか、「忘れっぽい」のか、苦しげなのか……
脳にトラブルを抱えた当事者=「脳コワさん」が生きている世界は、ハードそのもの。本書で脳コワさんが何に苦しみ、何に翻弄されているかを知れば、周囲の人の関わり方も見えてきます。

■リハ職・心理職・看護職・介護職など「対人援助専門職」のみなさまへ
⇒本書は、「情報処理支援」という新しいアプローチ法を具体的に展開した手引き書です。
原因疾患や受傷経緯に遡るのではなく、脳のトラブルがその先の日常生活でどんな「困りごと」を生み出すか、それをどう回避するかを明らかにします。そして「脳が楽になること」が最大のリハビリであることを示します。

■当事者・家族のみなさまへ
⇒脳コワさんを取り囲む世界の過酷さ(だから苦しかったのか! )と、周囲の人の関わり方(このツボを押さえればイライラしない! )がわかります。

■新しいリハビリテーション、新しいケアに興味がある方へ
⇒疾患ごとの「違い」に着目する医学と、困りごとの「同じ」に着目する当事者学を合体させると、援助者側も当事者側もどちらも「楽」になる地平が見えてきます。
本書のコンセプトは、「脳が楽」を目指した徹底した享楽主義です。

■グラフィックレコーディングの成果
⇒グラフィックレコーディングとは「人々の議論や対話を、図や文字や絵を組み合わせたグラフィックを用いてリアルタイムで可視化する手法」のこと。
著者・鈴木大介氏の語る体験を、グラフィックレコーディングの第一人者・清水淳子氏がその場でグラフィックにしていくと、鈴木氏の語りはさらに精彩を放ちます。そんな2人のコラボによって成立したのが本書です。

 

 

☆☆MISAKI