今回はセラミドについてのお話です。


昨日解説したラメラ構造とも実は関わりのあるセラミド。

最近では、保湿にはセラミドがいいという認識もだいぶ広がっています。

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セラミドは前回のラメラ構造に関する記事の中にでてきた、細胞間脂質の約50%を占める成分です。

また、アトピー性皮膚炎の原因として、セラミドが少ないということも知られています。



化粧水の成分は表皮の一番外側の0.2mmしかない角質層までしか浸透しない、という話は前にしました。


セラミドはその角質層に存在するものなので、セラミドが化粧水などに配合されていると、細胞間脂質中のセラミドが少なくなってしまっても、補給できるのです。

セラミドは年齢とともに少なくなっていくので、化粧品で補給できたらうれしいですよね。



ただし!

化粧品に配合されているセラミドにはいくつか種類があります。

大きく分けてこの4種類あります。

◯天然セラミド

    馬などの動物の脳や脊髄から得られる

◯合成セラミド

    化学合成された人口のセラミド

◯植物性セラミド

    米ぬかや小麦胚芽から得られる

◯ヒト型セラミド

    酵母を使って生成するセラミド


この中で人間のセラミドに近く、効果が期待でき、肌への刺激が弱いものは、やはりヒト型セラミドです。



ヒト型セラミドの中でも、

セラミド1、セラミド2、・・・セラミド7まであります。

中でもセラミド2が一番保湿には効果的だとされています。


化粧品のパッケージの全成分にセラミド◯(数字)の記載があれば、それはヒト型セラミドということになります。

なので、セラミド配合の化粧品をお探しの時は、ヒト型セラミドのセラミド2 (セラミドNGと表記してる場合もあります。)かどうかを判断基準にして下さい。




しかし実際のところ、私もセラミドに関しては半信半疑なところがあります。


”化粧品の定義”の記事にも書きましたが、化粧品である以上、効果はないばすなんです。というか、改善効果があってはいけないのです。

そもそもセラミドが皮膚のバリア機能を通過できるのか、疑問でもありますが、仮に通過できるのであれば、角質層のセラミドを補給できるのは大変魅力的だし、保湿効果はかなりあるのでは?とも思ってしまいます。


セラミドが肌にも悪い、ということはまずないので、私は淡い期待もあり、ついついセラミド配合の化粧品を選んでしまいます。



化粧品選びに悩んだ時に、自分なりに信用できる成分が配合されているかどうか、というのは一つの指標になると思います。


私の場合、このセラミドがその一つです。

ただし、その成分がどういう性質かを調べてみてください。

セラミドの場合、セラミドは脂質なので、水には溶けません。つまり、化粧水に配合されている場合、セラミドを水に溶かすために余分な界面活性剤などの成分が必要になります。

セラミドが配合されている化粧品を選ぶのであれば、油分が多い乳液やクリームがベターです。



このように何か一つでも、この成分なら、と思えるものを見つけ、それを基準に化粧品選びをしてみてはいかがでしょうか。