Sing, Sing, Singのビッグバンド楽譜
皆さん、こんにちは昨日は「ムノツィル・ブラスのスピンオフ」というキャッチフレーズのついた、「ヴィーダー, ガンシュ & パウル」3人組のコンサートで物販をさせていただきました。彼らの名刺代わりのCDが国内の業者に雀の涙ほどしかなく、「ムノツィル・ブラスのスピンオフ」ということでムノツィル・ブラスのCDを持っていったのですが、これが奇跡を起こしました。というのも、トーマス・ガンシュとレオンハルト・パウルはムノツィル・ブラスのメンバーですが、アルベルト・ヴィーダーはほんの一時ムノツィル・ブラスにいただけなんです。しかし、アルベルト・ヴィーダーがムノツィル・ブラスのメンバーとして来日した際の演目が「イエス、イエス、イエス」というライブ録音CDなんですが、当社にたまたま在庫があったんです。しかも、レコーディングのメンバーを観るとアルベルト・ヴィーダーの名前がクレジットされているではないですか!なので、このCD「Yes, Yes, Yes」ははからずしてこのコンサート会場で販売すべきCDだったわけです。この巡り合わせには驚きを隠せませんでした。だって、今在庫があるムノツィル・ブラスのCDはこの「Yes, Yes, Yes」だけだったのですから。ちょっと、鳥肌がたちました!公式ラインで毎日2タイトルのオススメ楽譜とブログの投稿情報をメッセージ配信しています是非、フォローして応援して下さいMSJP お問合せ窓口(ジャズ系) | LINE Official AccountMSJP お問合せ窓口(ジャズ系)'s LINE official account profile page. Add them as a friend for the latest news.lin.eeさて、本日のお題は、Sing, Sing, Singのビッグバンド楽譜です。ビッグバンドで演奏している方なら知らないということはないくらい有名な曲ですよね。吹奏楽でも大人気です。「Sing, Sing, Sing」は、スウィング・ジャズの象徴ともいえる楽曲ですが、その本質は“曲そのもの”以上に、誕生の経緯と演奏史の中にあります。この曲を作曲したのは、イタリア系アメリカ人のルイ・プリマ(Louis Prima)で、1936年に自身の楽団のために書いたのが始まりです。もともとは現在知られているような長大なビッグバンド作品ではなく、ボーカル入りの軽快なナンバーでした。タイトルの「Sing, Sing, Sing(歌え、歌え、歌え)」が示す通り、観客を盛り上げるショービジネス色の強い楽曲だったのです。この曲が歴史的な意味を持つようになったのは、翌1937年にクラリネット奏者そしてバンドリーダーのベニー・グッドマン(Benny Goodman)の楽団によって取り上げられてからです。特に重要なのが、同楽団の編曲者であったジミー・マンディ(Jimmy Mundy)によるアレンジです。彼は原曲を大胆に再構築し、ボーカル曲だったものをインストゥルメンタル中心のビッグバンド作品へと変貌させました。このアレンジの最大の特徴は、皆さんご存じの通り、ドラムスを前面に押し出した点にあります。当時のジャズでは、ドラムスは主にリズムを支える役割でしたが、この曲ではジーン・クルーパ(Gene Krupa)の奏でるビートが曲全体を牽引します。これは当時としては非常に革新的で、ドラムを“主役”に近い存在として扱った先駆的な例でした。さらにこの曲の歴史を決定づけたのが、1938年のカーネギー・ホールの公演です。このコンサートは「ジャズがクラシックの殿堂に進出した瞬間」とも言われており、そのクライマックスとして演奏されたのが「Sing, Sing, Sing」でした。このときの演奏は、予定外に長くなり、各メンバーの即興ソロ(特にピアノのジェス・ステイシー)が自然発生的に加わることで、結果的に10分を超える大作となりました。この“偶然から生まれた構成”が、その後の決定版となります。つまりこの曲は、作曲者の意図を超えて「演奏の現場で進化した楽曲」です。ルイ・プリマの原曲、ジミー・マンディの編曲、グッドマン楽団のライブ演奏――これらが重なり合って、現在知られる形が完成しました。それではSing, Sing, Singのビッグバンド楽譜について紹介していきましょう。まずは、ベニー・グッドマン楽団の演奏に最も近い2つの楽譜をご紹介させていただきます。Sing Sing Sing (Part 1)Lush Life Musicより出版されているベニー・グッドマン楽団のヴァージョンの採譜です。ベニー・グッドマン楽団の演奏は2つのパートに分かれているのですが、主要部分であるパート1のみが採譜されており、パート2はありません。≪クリックして試聴!≫ Sing Sing Sing (Part 1) Musicstore.JP ストリーミング試聴: Sing Sing Sing (Part 1) comp by Louis Prima transcribed by Myles Collins ルイ・プリマwww.musicstore.jpSing Sing Sing (Part 1 and Part 2)こちらは原信夫とシャープス&フラッツで演奏していたバージョンですが、構成を考えててもベニー・グッドマン楽団の演奏とほぼ同じと思われます。楽譜は原信夫とシャープス&フラッツが実際に使っていた楽譜をスキャンしたもので、生々しいものですがその分、いろいろな書き込みや元々の汚れもそのままとなっておりますので、ご購入の場合はその点をご理解の上お願いできましたら幸いです。≪クリックして試聴!≫ Sing Sing Sing (Part 1 and Part 2) Musicstore.JP YouTube試聴: Sing Sing Sing (Part 1 and Part 2) comp by Louis Primawww.musicstore.jp以下は、ベニー・グッドマン楽団のアレンジとは異なりますが、様々な趣向を凝らしたアレンジです。Mike Lewisのアレンジこの曲を演奏する際に問題となるのはクラリネットの持ち替えなのですが、このアレンジはベニー・グッドマンのアレンジに近い構成ながら標準編成のビッグバンドで演奏でき、クラリネットの持ち替えはありません。出版社の参考演奏はありませんが数あるアマチュアビッグバンドの中から一番参考になりそうな演奏をチョイスしています。≪クリックして試聴!≫ Sing, Sing, Sing シング、シング、シングMusicstore.JP YouTube試聴: Sing, Sing, Sing シング、シング、シング comp by Louis Prima arr by Mike Lewiswww.musicstore.jpTommy NewmanのアレンジDoc Severinsen & The Tonight Show Bandの為に書かれたアレンジです。ベニー・グッドマン楽団の演奏とはだいぶ趣が違いますが、アップテンポのテンポ感がよくノリの良いアレンジです。当然のことながら、ドク・セバリンセンのソロのフィーチャーを前提としたアレンジです。クラリネットの持ち替えはありません。≪クリックして試聴!≫ Sing, Sing, Sing シング、シング、シングMusicstore.JP ストリーミング試聴: Sing, Sing, Sing シング、シング、シング arr by Tommy Newsomwww.musicstore.jpGordon Goodwinのアレンジベニー・グッドマンのオリジナルにゴードン・グッドウインの独創性を加えたアレンジで、ビッグ・ファット・バンドで演奏していてもおかしく無いような「最新のシング・シング・シング」です!クラリネットが無い場合のアルトサックスの代用譜が同梱されていますので、標準編成での演奏が可能です。最初のソロはクラリネットのみに割り振られていますが、後半のソロスペースはほぼどの楽器でもソロが取れるようになっています。≪クリックして試聴!≫ Sing, Sing, Sing シング、シング、シングMusicstore.JP ストリーミング試聴: Sing, Sing, Sing シング、シング、シング comp by Louis Prima arr by Gordon Goodwin ルイ・プリマwww.musicstore.jpThilo Wolfのアレンジ往年のSing Sing Singはもういいや、というバンドはこちらはいかがでしょう?ドイツ人の作編曲家&ピアニストのティーロ・ヴォルフのアレンジです。カッコいいですよ!お約束のクラリネット・リードです。YouTube映像と楽譜では進行が違う部分がありますが(ドラムソロとクラリネットソロが逆順)、楽譜に記譜されていることは全て演奏しています。≪クリックして試聴!≫ Sing Sing Sing Musicstore.JP YouTube試聴: Sing Sing Sing comp by Benny Goodman arr by Thilo Wolfwww.musicstore.jpどれも難しくて無理!ということでしたら、初中級グレードの楽譜もありますので、ご紹介させていただきます。Victor LopezのアレンジSing, Sing, Singのアレンジはどれも難しくて無理!ということであれば、このアレンジはいかがでしょう。ベニー・グッドマン楽団の雰囲気を残しつつも、演奏しやすいアレンジです。≪クリックして試聴!≫ Sing, Sing, Sing シング、シング、シングMusicstore.JP YouTube試聴: Sing, Sing, Sing シング、シング、シング comp by Louis Prima arr by Victor Lopez ルイ・プリマwww.musicstore.jp最後に、冒頭でも書いたとおり、Sing, Sing, Singは元々は歌入りの曲でしたので、歌入りの楽譜はないの?と思われますよね?古いアレンジですが1つだけあります!Vic SchoenのアレンジAndrews Sistersのヴァージョンです。Key in C≪クリックして試聴!≫ Sing, Sing, Sing Musicstore.JP YouTube試聴: Sing, Sing, Sing arr by Vic Schoenwww.musicstore.jpいかがでしたでしょうか。ベニー・グッドマン楽団の演奏が定着しすぎていて、他のタイプのアレンジに違和感を感じることがあるかもしれませんが、できれば食わず嫌いせずに聴いてみていただけると嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしくださいビッグバンド楽譜の在庫一覧はこちらですベル・ミュージック・プレスの楽譜はこちらです推しビッグバンド楽譜グレード別にご紹介していますご注文、商品閲覧はこちらからどうぞ!本店:ミュージックストア・ジェイ・ピー吹奏楽とビッグバンドの楽譜のネットショップ、ミュージックストア・ジェイ・ピーwww.musicstore.jpYAHOO!店:ミュージックストア・ジェイ・ピー - Yahoo!ショッピングミュージシャンのための通信販売、ミュージックストア・ジェイ・ピーYAHOOストア店:ミュージックストア・ジェイ・ピー - 通販 - Yahoo!ショッピングstore.shopping.yahoo.co.jp