『007 SKYFALL』
2012 アメリカ
監督:サム・メンデス
主演:ダニエル・クレイグ
JAMES BOND IS BACK!!
007シリーズ50周年記念作品。
50周年に相応しく、テーマは
“復活”そして“原点回帰”
といったところでしょうか。
前作までは、組織嫌いで反骨精神まるだしの一匹狼的なボンドでしたが
今作では、ダニエルボンドの新しい一面を見ることができました。
それは「愛国心」や「忠誠心」。
そして「不完全さ」「自信のなさ」「体力の衰え」といった面も。
人がだんだんと衰えていくのは当たり前のこと。
誰もがやがては老いていきます。
が、肉体の衰えと精神の衰えは必ずしも比例するものではないのです。
老いさらばえた自らの身体とどう向き合うか。
現実から目を逸らし飾り立てるか
受け入れ諦めるか
・・・・・・・・非常に難しい問題です。
映画で引用された、テニスンの詩(ユリシーズの一節)。
この詩の言葉が、映画のすべてを表していると思います。
多くを奪われたなかで、残されたものも多い
かつて天と地を行き来した強さは、いまの我々にはないが
英雄的な心はいまも変わりがない
時代と運命に翻弄されて弱くなったが、意志は強い
この世に生まれてきたのは、戦い、求め、見つけるため
そして、屈服しないため
補足:ターナー作品(「解体のため最後の停泊地へ向かう戦艦テレメール」)
がスクリーン越しとは言え、見られたのが嬉しかった。


