25

『私は、一人でも大丈夫って言われる』
俺には、めぐみがそうみえなかった。

寧ろ
その虚無感のような
何とも言えないその姿が
愛おしかった。

めぐみに会いたい。

ただ
一つだけ問題が浮上してきてしまった…

24

『自分の親達もお互いの事はよくらからない』
とめぐみが言った。

この一言だった。
物凄く救われた一言だった。

更に
『わからなければ、私はあなたに色々と聞くから』とめぐみがつづけた。

めぐみをその場で
抱きしめたかった。

23

とあるところで
めぐみという女性と出逢った。
二つ上になる。

めぐみも恋愛に臆病になっているのかもしれない。

そう感じるまでに時間はかからなかった。

『相手の心がわかればいいのに』

相手の事を知りたいという気持ちが
好きだという事なのだろうか？

わからなければ
離れていくものだろうか？