缶詰というと一年を通じてスーパーに並んでいるので、季節に関係なく安定して同じ味が楽しめると思っている人は多いと思う。
本当にそうだろうか?
焼鳥や焼肉の缶詰のように、季節とは無関係に安定して供給できる食材はそうかもしれないが、魚介類の缶詰に使われる食材は、季節や気候により供給量(水揚げ)は大きく変わるし、とれた時期により食材の味も異なる。
サンマなどは漁期が決まっているらしいが、それでも毎日スーパーで買うことができるのは、原料を冷凍保存しておいて必要な量だけを必要な時に使っているからだ。
とはいえ冷凍の魚と生の魚を比べれば、当然生の方が美味しいに決まっている。
また同じ生でも旬にとれた魚とそうでないものとでは大きく味が違う。
缶詰にしてしまえば、同じ味になるでしょというのは乱暴な考え方で、同じ味付けの缶詰でも、原料の違いははっきり出る。
では中身の見えない金属の缶詰に詰められた原料の違いはどうやって見分けるのだろう?
それは「製造年月日」を確認することだ。
缶詰の場合製造年月日の代わりに3年後の賞味期限が缶詰のどこかに印刷されているのでそれを確認することになる。
経験的に、秋に水揚げされる魚は脂がのっていて美味しいので、今なら2013年に製造された「2016年9月」や「2016年10月」と印刷されたものなら旬の魚が使われているかもしれない。
運が良ければ値段以上に美味しい缶詰に出会うことができるかもしれない。