全国の缶詰にごちそうさま

全国の缶詰にごちそうさま

日本全国の缶詰を食べた感想をアップしてます。旨い缶詰は旨い、そうでない缶詰はそうでないと書きます。缶詰を使った料理や、おつまみに缶詰を買う時の参考に。缶ツマもレポート。

Amebaでブログを始めよう!
{197B50CC-F05F-4991-A371-53FFEAC7260D:01}
サバやイワシの缶詰はどこにでもあるが、ハタハタの缶詰を作っているのは、知る限り竹中缶詰1社だけだ。
竹中缶詰というのは、珍しく京都にある缶詰メーカーで、オイルサーディンを始め、ホタルイカ、シシャモなど、大手缶詰メーカーでは扱っていないような食材を缶詰にしている。
右側の写真の真ん中に写っている、四角い昆布のように見えるのは月桂樹の葉で、ハタハタと綿実油、月桂樹以外は一切調味料を使っていない。
ハタハタ独自のクセが少しはあるがビールにも日本酒にも合う素朴な味だ。
味もさることながら、和紙を思わせるような紙に描かれた食材の絵が、存在感を出している。
価格は500円と、缶詰としては高めだが、一品料理と思えば納得できる。


缶詰というと一年を通じてスーパーに並んでいるので、季節に関係なく安定して同じ味が楽しめると思っている人は多いと思う。
本当にそうだろうか?
焼鳥や焼肉の缶詰のように、季節とは無関係に安定して供給できる食材はそうかもしれないが、魚介類の缶詰に使われる食材は、季節や気候により供給量(水揚げ)は大きく変わるし、とれた時期により食材の味も異なる。
サンマなどは漁期が決まっているらしいが、それでも毎日スーパーで買うことができるのは、原料を冷凍保存しておいて必要な量だけを必要な時に使っているからだ。
とはいえ冷凍の魚と生の魚を比べれば、当然生の方が美味しいに決まっている。
また同じ生でも旬にとれた魚とそうでないものとでは大きく味が違う。
缶詰にしてしまえば、同じ味になるでしょというのは乱暴な考え方で、同じ味付けの缶詰でも、原料の違いははっきり出る。
では中身の見えない金属の缶詰に詰められた原料の違いはどうやって見分けるのだろう?
それは「製造年月日」を確認することだ。
缶詰の場合製造年月日の代わりに3年後の賞味期限が缶詰のどこかに印刷されているのでそれを確認することになる。
経験的に、秋に水揚げされる魚は脂がのっていて美味しいので、今なら2013年に製造された「2016年9月」や「2016年10月」と印刷されたものなら旬の魚が使われているかもしれない。
運が良ければ値段以上に美味しい缶詰に出会うことができるかもしれない。
{9512AD86-2E63-4358-8308-6B8FABB4520D:01}
高さ20センチぐらいの大きなサバ水煮缶詰だ。
以前高木商店のおなじ製品を試した時に、脂がのっていて非常に美味しかったのに味をしめて買ってみた。
右側の写真は別の容器に移した時の写真だが、ほぼサバ一尾分が入っていることが分かる。
残念な点の一つ目は、輸送状況にもよるのだろうが、表面の皮がほとんど剥がれてしまっていることだ。サバが缶詰いっぱいに詰めてあったからだろうか、高木商店の品物では気にならなかった。
もう一つ残念だったのは、サバの脂がのっておらず全体的にパサパサしていたことだ。
どちらかと言うと、そのまま食べるというよりは料理用途かもしれない。



{CBC4E496-5B51-4CDB-B864-75467F094B0B:01}
肉類の缶詰というと、多くは元の素材の味や食感がわからなくなるぐらい、クタクタになるまで煮込んであり、砂糖たっぷりの味付けになっていることが多い。
以前に食べた豚の角煮などはそれでも構わないが、焼鳥系の缶詰はいわゆる「焼き鳥」をイメージしていると正直期待から離れ過ぎていて一度食べると十分だ。
今回の缶詰はいい意味で期待を裏切られた。
右側の写真が、缶詰を開けたときの写真だが、かたまり肉がごろごろ入っていいる。
一口食べてみると、鶏肉のしっかりとした歯ごたえと本来の肉の味が残っていて、缶詰というよりはスーパーやデパートの惣菜コーナーで買ってきたおかずのようだ。
オリーブオイルに漬けてあるのだが、缶詰によっては香りの全く無いオリーブオイルを使っているものもあるが、こちらはある程度香りのあるものを使っていて、食材とうまくマッチしている。
もう少しにんにくの風味を強くできた方が好みだが、こちらの方が万人受けするという意図なのだろう。
400円近い金額だが、ちょっとした居酒屋やスペイン風バルのお通しぐらいの価値は十分ある。

{E5A2807E-52C5-4FDD-A2B3-6BACF68388AD:01}
缶詰を開けると八丁味噌がたっぷり見えている。「⚪︎⚪︎入り」と書いてあるのにつられて買ってみると、⚪︎⚪︎はほんの少ししか入っていなくて期待を裏切られることが多々あるが、この缶詰からは製造者の本気が感じられる。
缶詰の径一杯に、大きな切り身が二つだけ入っている。切り身が大きいということは、脂のノリも良く一般的には味も濃い。
使われているのがノルウェー鯖ということだが、期待通り味わいのある美味しい鯖で、八丁味噌との相性も非常にいい。
鯖の味噌煮と言うと、各社普通の合わせ味噌を使うが、こちらの缶詰みたいに他社とは違う味付けで勝負するのも良いのではないだろうか。
540円という値段設定がチョットお財布には痛いが、是非また食べてみたい缶詰だ。