早いね。

その間に嬉しい事もあって、楽しいって思える時が増えて…
ご飯も美味しいって思えるようになった。


でも、妹に会いたい時や他の誰も知らない、あたしと妹しか知らない事を思い出した時はすごく辛い。

普段あんまり実感してないというか、今も大阪に居るって思う方が自然だから忘れてしまうのです。

思い出した時、余計辛いのにね。

会いたいなぁ…
話したい事が、今いっぱいあるんだよ。

「もー勉強やだ!花井ー練習したいー!!」
「ちょ、田島、分かったから図書室では静かに!」

テスト勉強をぐずる田島をあやす花井。

その隣では大きな声にびくびくしながら勉強する三橋と、付きっきりで教える阿部。

少し離れた机では巣山と栄口が真面目に、しかしたまに頭を寄せ合いくつくつと笑ったりしながら勉強している。


どいつもこいつも仲いいなぁ…
ぼんやりとそう思い、何気なく隣に座る男を見ると、あーとかうーとか呻きながら教科書と睨めっこしていた。

「どこが分かんねえの?」
仕方なくそう聞くと、去年も同じ問題をやったであろうその男は待ってましたと言わんばかりに嬉しそうに顔を上げた。
幸い得意な教科だったので教えてやると浜田は忘れないうちに、と新たな問題に取り掛かる。

思いの外真面目に勉強する浜田の姿に、誘って良かったとほっとする。
今回のテスト範囲で泉の苦手な所はないから余裕だ。

浜田はそろそろ解けただろうか、と考えていたから自分に迫るものに気付けなかった。
ふにっと頬に触れるのは指の腹だろう。
柔らかさや弾力を確かめるように、何度もふにふにとつつかれる。

「浜田、テメェ…」

しつこいくらい頬をつつく指の持ち主を睨むと、ハッと指を引っ込められた。

「何すんだ、オメーは!」
「や、ごめ、違うんだ、泉!」
「あぁー!?何が違うって!?」
「だから、その、柔らかそーだなぁとか触りたいなぁとか思ってたら…む、無意識に……ごめん」
「!!」

無意識って、お前…

「バカ浜田」

叫び出したい、走り出したい、そんな衝動に駆られた。
そうしないと爆発しそうだ。

ガタッと席を立ち、図書室を出ると衝動のままに走り出した。
行き先なんて考える余裕はない。

無意識って、無意識ってお前…
余計タチ悪いんだよ!!




泉が出て行ってしまった図書室はシンと静まりかえっていた。

「あ、えっと、」

うわ、気まずいっ…

もしこうなってしまったのが阿部でも花井でも巣山でも、
三橋でも田島でも栄口でも、
「追い掛けろ」
って言うのはきっと泉なんだろうな。
大丈夫だから、追い掛けて来て欲しいって思ってるから、そんな思いを込めて泉は言うんだ。
ここに泉が居ないし、泉は俺相手に逃げちゃうわけだから俺はずっと泉にそう言ってもらえないのが少し寂しく、でもすごく誇らしい。

「追い掛けろ」
俺の中の泉が言う。

席を立つと目を輝かせている田島を押さえる花井。

気になるけど見ちゃいけないと思ってるのか、いつも以上に挙動不審な三橋とそれにツッコミを入れる阿部。

寄り添うように近い距離で座る巣山と栄口がコクリと頷く。

みんな仲いいなぁ。
まっ、俺と泉も負けてないけど。
そんな事を思いながら走り出す。



「もっと早く来いよ、バカ浜田」
なんて可愛い事を言う泉を見付けて抱きしめた頃、図書室で
「泉と浜田って、ほんっと仲いいよな」
と言われているのは知らないでいた。



********


みんなで図書室で勉強とか可愛いよな、と。
そこで浜ちゃんが泉くんのほっぺを無意識でつついたら可愛いすぎるだろ、と。
ハマイズ萌え!!!


イラストー。

繋ぐメモリー そばにはこんなに溢れてる-09-09-23_002.jpg

ちょっと見づらいけど
「ほら早く、泊まってく?って言え」
って思ってる泉くん!!

こっちは趣味丸出し(笑)

繋ぐメモリー そばにはこんなに溢れてる-09-09-23_001.jpg

久々にソレスタルビーングの制服を描いたら色々間違ってる!!
明日あたりサイトでリベンジしよ…
あ!色は泉くんがパーブル、浜ちゃんはグリーンで!!


繋ぐメモリー そばにはこんなに溢れてる-Image039.jpg

12コだからダースなのであって、9コならそれはすでにダースではないのでは…

休憩中、チーフに9コ入りのダースを貰って思ったこと。

でも…

美味しかった。