スタートライン③
こんにちは、イチ子です。記事の前に、東日本大震災で亡くなられた方々へのご冥福をお祈りいたします。そして復興に向けて日々頑張っていらっしゃる方々。私も震災の半年前、家族を亡くしました。そして同時に仕事も失い、ただただ毎日を生きることで精一杯だったので、被災された方々のことは他人事とは思えません。つらい過去や悲しみ、苦しみは一生消えることはありませんが、時の経過と共に、それでも笑える日は来るものなのだと私もようやく思えるようになりました。震災で傷を負ったすべての方々に笑顔が取り戻せる日がくることを願っています。では今回のテーマ、塾のメリット・デメリット。個人塾(小規模塾)についてです。前々回から続いておりますので、こちらからお読みいただくと分かりやすいと思います。スタートライン①https://ameblo.jp/msg-ichiko/entry-12352026041.htmlスタートライン②https://ameblo.jp/msg-ichiko/entry-12353999245.html【個人塾・小規模塾のメリット】①子供や生徒一人一人のペースに対応できる名前の通り、『個』に対応するのが小規模塾(個人塾など)。1対1、1教室、あるいは1授業あたりの人数が少ないため、それぞれ子供(生徒)の理解ペースや習熟度に合わせてくれます。私が勤めている学習塾もこのタイプですが、1つの教室の中で学年バラバラ、教科や単元もバラバラ・・なんてことはザラです。生徒のペースに合わせた授業展開を組み立て、進めています。子供や生徒達の苦手な問題や弱点部分に時間をかけることができますが、理解度によっては現在の学年より前の学年の内容に戻ってやり直さなければならない場合もあります。(少人数塾は、入塾者のほとんどがこのタイプです。)本人や父兄の方々の中には「塾では学校の勉強から大きく外れた内容ばかり教えている」と勘違いされる方も少なくないのですが、『戻り学習』の目的は学年相当の授業についていけるようにすること。ケガをした選手などが復帰するために行うリハビリと一緒です。リハビリの期間が長くなるか短いもので済むかどうかは習熟の度合いによって異なります。このため、『戻り学習』をしている子供や生徒は学校の授業のペースからは一時的に遅れをとることになる場合があることも念頭に置くことが必要です。②時間の融通が利くこのメリットは決まった習い事をしている子供や生徒に向いています。個人塾や小規模塾は、大手塾のような塾主体の時間割ではないところが多く、子供たちやその父兄の方々の生活スタイルに合わせやすいのが長所。また振替授業にも比較的対応してくれます。しかし、これはデメリットにもなり得ます。あまりに自分の都合ばかり優先して、コロコロ授業の振替ばかりしたり、授業を休んでばかりいては、いつまでたっても学習習慣が身に付きません。“融通が利く”、イコール“授業の時間がどうにでもなる”ということではありません。当初決めた授業の時間にできるだけ合わせる自己管理(スケジューリング)を工夫することが大切です。授業時間の変更が利く塾は将来これでやっていく、あるいはこのスポーツで進学を考えている・・などの本気の習い事をしている人以外には、私はお勧めしません。(↑案外こういう子供や生徒ほどめったに振替はしないです。)③コミュニケーションの構築がしやすい人数の少ない塾は、一人一人との距離が近くなるため、アットホームな雰囲気が作りやすくなります。たとえ違う学年の子供や生徒がいても、話がしやすく、すぐ仲良くなります。特に小学生は順応性が高いです。塾を卒業してからも、仲良く交流があるという子も少なくありません。私も塾のそばのコンビニに立ち寄ったりすると、「ちわっス!」とよく声をかけてくる子達がいます。あまりにも頻繁に会うので、「キミたち、また一緒(違う高校なのに)なの?」と聞いてしまうくらい(笑)。④利便性が良いところにある大手塾に比べ、個人塾や小規模塾は地域密着型の傾向があるため、学校や家の近くなど、子供や生徒の生活圏の中にあることが多いようです。そのため親の送迎が不要、中には徒歩で数分・・という子供も結構います。⑤授業料が安い(例外もあります)フランチャイズ型の塾には当てはまらないことがありますが、個人経営の場合、夏休みなどに長期合宿がなく、授業単価も大手塾よりも比較的安く設定しています。家計には優しい・・だからと言って安易に飛び付くのは早計。デメリットについては後ほど触れたいと思います。【個人塾・小規模塾のデメリット】①講師との相性これは大手でもどこでも言えることなのですが小規模の方がこの傾向が強いかな、ということで触れます。個人塾の場合、経営者は「自分で塾を始めよう!」と思った腕に自信のある方達なので、講師としての指導スキルは高い方が多いです。ですが反面、ちゃんと研修を受けて来た大手塾の講師の方々よりも個性(“アク”とも言います)が強い方も多いため、相性の良し悪しは大手塾よりもあるかもしれません。(このことをお伝えする時はいつも「私、大丈夫かな?」とドキドキします。幸い耳に入ってきたことはありませんが。)②市販教材をそのまま使用するところもある言うまでもなく個人塾や小規模塾(フランチャイズは別)は大手塾に比べ設備面において劣ります。資本力の差があるので、これは致し方ないと思います。ですが、教材の質まで落としてしまう塾もあるので注意が必要です。私が知るいくつかの塾では、市販教材を買ってきてそのまま、なんの工夫もせずに使っています。市販教材が悪いとは言いません。私も使うことがあります。ですが、教材の問題を端から端まで生徒に与えるようなことはしません。必ず生徒に合わせて問題の一部に手を加えるなどを行なっています。問題を作るヒント材料のような使い方をしている、といえばお分かりいただけるでしょうか?(一応これでも指導のプロだという自負がありますので。)一般的に学習塾では塾専用の教材を使っています。それは書店などでは入手できず、塾専用の業者との取引によって入手しているものです。この件に関してはこちらをお読み下さい。https://ameblo.jp/msg-ichiko/entry-12353999245.html業者とは塾であれば規模に関係なく取引できるのですが、市販教材より価格が高いため、経費を抑えるために市販教材を使用している塾もあるようですね。教材を確かめたい方は、体験授業や入塾時にどんなものを使用しているかを確認されると良いですよ。③授業スケジュールが極端すぎるこれは個人経営タイプの塾によくあるケース。経営者自身のペースでスケジュールを組み立て、その内容が世間とかけ離れている・・といったものです。中間テストや期末テスト対策授業のために土日祝授業を行うことはありますが、大手塾の場合、その後の平日も通常通りの授業であるのに対し、個人塾の場合テスト前に平日の授業も増やして土日祝も対策授業、その後急激に授業時間数を減らしたり、増やした授業分の振替休日と称して1週間~10日位お休み・・・なんてことをやっている所が実際に存在します。これでは生徒達の勉強する習慣が身に付きません。こんなスケジュールにムラがありすぎる塾は、入塾しない方が賢明です。授業スケジュールはよく確認して下さいね!④料金トラブル大手・小手に関わらず、規約がしっかりしている塾はさほど大きなトラブルは少ないのですが、個人塾はこの点が曖昧な所が多いので、そういった塾は日割り計算による返金トラブルが多いです。(日割り返金制度を取り入れていない塾もあります。)個人経営をしている塾は、売り上げ(授業料)が生活費に直結するため、授業を欠席した子供や生徒には振替授業で対応することがほとんど。欠席授業数が多く、振替授業で消化することが難しくても返金を渋る塾には注意が必要です。入塾時には、よく確認下さい。⑤『安さ』を売りにしているところは要注意!実はこれは私が勤める塾もそうなのですが、『1コマ ¥1,000』 などを謳い文句にしているところは一見費用が安そうに見えても、実はそうでもなかったりします。例えば、先に述べたデメリット③の授業スケジュールが変わった場合。定期テスト期などに授業時間数が増やされ、事前の説明もなく、気が付けば他の塾と大差ない、あるいは高い授業料が請求された!?なんてことも。コマ数で授業料を支払う塾は要注意!費用はあくまで月額ベースでお考え下さいね。このトラブル、意外と多いですよ。今回は裏情報が多かったですね(笑)。お役に立てればなによりです。ご自身、またはお子さんに合った塾が見つかりますように。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。