お元気さまです。

七緒 美琉生のあるがままに輝いて…


かつて、一緒に働いていたおねいさん達と、今日ひさしぶりにランチすることになりました。




かつての職場は、専門職女性の集まりでね。



資格が同じだから、就職してからず~っと上下関係が変わらないっていう世界。



昔の価値観と若い世代の価値観が、すれ違って平行線。



強い方になびいていても、いつ裏切られるか分からない世界なんだって。



そこに臨時職員としてパッと入ったあたしは、その底知れないパワーバランスが最初は理解できませんでした。



一般常識には当てはまらない、閉鎖的なルールがいっぱいだったんです。



逆に、知らないから疑問は疑問として、正直に「これって、おかしいですよね~。」って、結構問題提起をしてしまっていたのです。



係長のするべき業務を臨時職員に押し付け、総務係から指摘され…それでもあたしがやらされてたりしたし。



だから、外部の人からあたしが係長だって思われてたしね。



ホントに疑問だったのです。



だから、正直に訊いてました。もちろん、タイミングと言葉は選びましたよ。



他の専門職さんにしてみれば、「よう、そんな恐ろしい事言うなぁ。でも、よく言ってくれた!」って感じだったらしい。



それで、いつしか意見を同じくするおねいさんたちと意見交換するようになってった。



だけど、それが古株の専門職さんには面白くなかったんですね。



他の部署にも、「あのメンバーは極悪だドクロ」「私たちを苛める。」って、噂を広めて…。



結局、一番身分の不安定な臨時職員のあたしが、まずクビになり、ひとりはほかの部署に異動。残った方は一番文句を言えない人だったから、それから2年間は無理難題を押し付けられていたようです。



極悪チームは、あたしの退職で解散と相成ったわけ…。



かつての上司さんたちは今も仲よくお勤めされているそうです。



でもね 「正直者がばかをみる時代はもう、終わったんです。」って、先日釘宮弥生さんがおっしゃっていて、救われた気がした。



やっぱり、あたしは誰かを牛耳って得をした気分になったり、平気でうそを言ってだましたり、陰で噂を流したり、自分のするべき仕事から逃げたりするのはいかがかと思う。



あたしは、そうはしないって思う。



ただそれだけ…。



あの頃の経験もちゃんと肥やしになってるからね。



そのことを、かつて極悪と呼ばれた仲間に伝えたいです。



七緒美琉生 拝