お元気さまです。


今日は、ソーシャルワーカーとしての研修会に行ってきました。



社会福祉士と弁護士さんとの合同勉強会でもあります。



ある事例をめぐっての視点の違いに、面白いなぁと感じたこと。



担当しているクライエントさんが入院している病院の都合で、個室へ勝手に移されて個室料が月に9万円にもなっているがどうなのか?っていう投げかけ。



「病室が空いていると、お金がある人を意図的に個室に移してるよね。」みたいに勘ぐってしまいがち。



実際そういうことが見え見えだったりもするから…。



そうやって、不当に?料金を取られてしまう立場の弱い人を守ってもきてるし。



なんとなく、感情的な部分で不信感が湧いてしまったりもする。




でも、それを聞いた弁護士さんの見解はあくまでも冷静で。



「個室に移すことが一概に悪いとは言いきれない。自分から個室を希望する人も居るし。」



「それよりも、本人の収入を個室料が超えると赤字になるが、その場合家庭裁判所へ理由を言う必要があるので、個室に移した正当な理由を教えてほしい。」とおねがいしてみてはどうか?と。




病院に儲けてやろうという意図があるかどうかはまったく気にしていない。



もっと高い次元で物を見ているというか…。



真っ向から闘うのではなく、なんともスマートに、結果的に抑止する、みたいな。




なんだか、すがすがしい気持ちになったのだす。



相手を疑って、勘ぐって、感情的に接するのではなく、客観的に合理的に誰もが傷つかない、あら探しでも責めるのでもないやり方。



あんなふうに物を見れて、対応できたらいいなぁ。



日常生活でも、ちっさな感情の行き違いでああだこうだ言っとりますけど、そんなことに振り回されない上喜元な生き方、したいものだ。


七緒美琉生 拝