お元気さまです。


今日は、ちょこっと成年後見人のお話。

とっても、マニアックなお話になるかもです。あしからず。




社会福祉の学校を選んだ18歳のころから、はや30年経ちました。


これまで、いろんな職場を経験してきましたなぁ。


保育園 社会福祉協議会、子育て支援センター、地域包括支援センター、小学校のことばの教室。


子どもから高齢者、いろんな困難(心身の障害や経済的な問題)を抱えている方々に、接する志事をさせてもらってきました。



世の中のみんなが幸せであるように・・・困っている人への必要な支援が届くように・・・。


そんな願いはずっと変わらず・・・。



職業人として、プロとして、当然の思い。



その目的を達成するために、たとえば役所であったり、法人であったりに属して働いてきたのだけど。


世の中は矛盾だらけでしょ?


本来の組織の目的よりも、偉い人のメンツとか、組織の限界(上司の考え方や職員構成やら予算)によって、守られない権利やら命やらが、山ほどあることを目の当たりにしてきたんよね。


それでも、組織は守られていて何もなかったかのように、今も存続できている。


問題点を上にあげてももみ消されたり、言ったモンが煙たがられて、そこに居られなくするようなあからさまな嫌がらせもありますでしょ?


それが、世の中っちゅうもんなんでしょ?



お給料もらってる以上、嫌がらせや苛めを受け流すのも業務の一部だと思ってますけど、市民や利用者が不利益をこうむることだけは、やっぱり見てられなかったんだす。



そんで、正面から当たっても駄目なんならサイドから・・・グッド!


支援の必要なただ一人のために、その人だけに寄り添って支援できる道を選んだのだ。


遠くを見る目になっちゃいますなぁ~。



≪成年後見人≫


判断能力の低下がみられる方にかわって、その方の財産管理や身上監護(生活を維持するために必要な契約や手続きなど)をする人。


七緒がやっているのは、頼れる身内が居ない方の第三者後見人っていうものです。



思い起こせば、昨年の今頃は成年後見人養成研修のまっただ中でした。

約半年間、レポートに追われてたし、2月にはスクーリングにも参加した。


1年も経たないうちに、成年後見人として4名の方を担当するまでになりました~目 


うひゃ~ すごい変化です。



どれもこれも初体験で、昨日だって初の再入院手続きで初介護タクシーを利用したりして、ドタバタでしたしあせる なんだかぐったりしてしまいましたけども・・・。


どんなに、緊張しても恥をかいても、不思議と嫌じゃないない。


契約やら署名やら支払やら、成年後見人が居なければ結構ややこしくて、関係者がご苦労されるだけでなく、ご本人に必要な支援が先延ばしにされることが多々あることを嫌というほど見てきました。



まだまだ経験の浅い成年後見人ですけど、あの時感じた矛盾を解決する立場に今立てていることにホッとしている感じです。


実際に行うこと(身)が加わって、かつて上司に訴えていたこと(口)に、抱えていた想い(意)が、やっと一致しましたクラッカー



身口意・・・完成合格 あとは、やり続けるだけ。


長い間の願い実現に向かって、ひとつ階段を上がった気がする今日この頃。


ふと、初心を確認してみたくなった次第です。



長々と最後までお付き合いくださった方、感謝いたします。


                            七緒 美琉生 拝