以下は、2016年9月に書いた地方ごとの天気ピンポイント解説の一部です。

 

4日

全国「こじんまりしていても・・」

依然、九州の西海上をゆっくりとしたペースで台風12号が進行中。この台風はサイズが小さいことから、広範囲に渡って直接的な影響をもたらしません。ただ、台風の中心が近付くと、急に雨・風が強まりそうです。 特に九州を中心に西日本で、大雨災害や局地的雷雨・豪雨に注意して下さい 。そのほか北・東日本も、雲が目立ち、不安定な天気の所が多くなりそうです。最高気温は、北陸や近畿で、猛暑やそれに近い数値ですが、そのほかは高くても30度前後。ジトジトした蒸し暑さはありますが、西ほど9月らしいでしょう

 

北海道「すっきりせず」

高気圧にほど近く、特に問題となるような現象が見当たらない北海道ですが、晴れ間は出ても長続きしないでしょう。日本付近は上昇気流場となっているため、にわか雨エリアが点在する可能性も。道東では濃い霧に覆われる所があるため、車での外出や山でのハイキングに注意して下さい。このあとの気温は26度前後でしょう。真夏並の数値も出てきますが、日差しの影響が少なく残暑は控えめです

東北「大気不安定」

午前中は山地を挟んで、見事なほど日照時間に差がつきました。太平洋側では、北海道付近にある高気圧との位置関係上、湿った風が吹きやすく、この先もドンヨリするでしょう。時折、モクモクした雲も湧き、雷雨となる所が出てきそうです。日本海側でも、上空の様子が変化し、日差しはまもなく途切れ、不安定な天気に変わりそうです

最高気温は真夏並で、秋田・山形で特に厳しい33度前後。明日の朝にかけても、涼しさはなく、じっとり汗ばむでしょう

 

関東甲信「雷雨のおそれも」

今日午後は、オホーツク海を下る東風と、台風から遠く北上する南風によって、雲や雨雲が空をビッシリ覆うでしょう。各地不安定で、山沿いは雷とセットで激しい雨の降るおそれも。平地でも雨脚には変化がありますから、お出かけの方はどうぞご注意下さい

最高気温は高い所でも30度ぐらいまでで、昨日より3度前後低く、比較的暑さをしのぎやすいでしょう。

 

北陸「遠く離れていても」

九州の西海上には台風12号があり、ここ遠く離れた北陸でもいくつか影響を受けそうです。午前中はまんべんなく日差しが出ましたが、この先は上空を、寒気から成る低気圧が近付き、場所によって激しい雷雨が起こりそうです。全体としても雲が広がって、日差しはまもなく隠れてしまいそう。最高気温は33度で、昨日より2度ほど高く、真夏のようなしつこい暑さでしょう。

 

全国「前線+気圧の谷」

明日は、東西に長く前線が掛かり、上空では寒気を伴った気圧の谷が通過するでしょう。西日本の下層を中心に、大雨をもたらす湿った空気が入って、大気の状態は不安定に。これにより、日中は西ほど雨が降りやすく、九州で局地的に激しい雷雨となりそうです。夜には、本州全般に雨雲が広がり、天気急変のおそれも。北海道は心地よく晴れて初秋らしい空気を感じられるでしょう

最高気温は西日本でも30度を下回り、各地残暑は和らいで、九州は10月頃の涼しさとなりそうです。

 

北海道「秋の訪れ」

明日は、東進してくる高気圧に覆われます。この高気圧、元はシベリア大陸発祥の空気の塊で、天気はカラッとした晴天をもたらすでしょう。秋の訪れを感じることができそうです。最高気温は20度前後、上がる所でも25度未満ですから丁度良い陽気に。ただ、朝晩の気温は15度を下回り、快適とは言えない体感にまで下がってきそうです。長袖のアウターなどを持ってお出かけ下さい。

 

東北「雨の切れ目」

明日は、秋雨前線型の天気で、東北南部は昼頃から雨が降り、北部でも夜に傘の出番がありそうです。基本、シトシトと一定調子に降る雨ですが、狭い範囲では急変のおそれも。青森県では、北の高気圧の圏内で爽やかに晴れるものの、ゆっくり下り坂です。夜遅くになると雨のパラつく所が出てきそう。最高気温は25度前後で、おおむねこの時期らしく、暑さは殆ど感じないでしょう。

 

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全国「典型的な秋の気圧配置に」

明日は、台風16号の進行に伴う暖かく湿った空気が、前線活動を刺激するでしょう。東北南部から奄美にかけては広く雨が降り、東~西日本太平洋側で大気の状態は非常に不安となりそうです。台風に近い九州を中心に、局地的には非常に激しい~猛烈な雨が降って、土砂災害へ厳重な警戒が必要に。

一方、北海道や東北北部はシベリア大陸方面の高気圧に覆われるため、清々しい晴天に恵まれるでしょう

日中の気温は25度前後の所が多く、関東・北陸・中国・九州などで10月並。夜には北海道で今季最低となるなど、各地で一層涼しく感じられそうです。

 

北海道「気温グラフは尻すぼみ」

明日は、天気に大変恵まれます。進んでくる高気圧はシベリア方面で生まれ、爽やかな空気を伴っているため、何をするにも快適な陽気となります。ただし、風が集まりやすい釧路・根室地方では、午後から断続的に雨が降りそうです

度前後と、こちらも秋の行楽に適していますが、朝晩はまるで違う体感でしょう。特に夜は、朝以上に下がって旭川は8度ぐらい。多くの地点で今季最低となりそうです

 

東北「南の秋雨続行」

明日も南部で、期間の半分以上雨が降りますから、傘や雨靴などお忘れなく。北部は高気圧のエリアで、青森や秋田は秋の行楽に相応しい空模様ですが、岩手は残念ながら雲が目立ちそう。また、北部でも念のため折傘を持参し、にわか雨に備えて下さい

日中の予想気温は2225。天気によって快適度は異なりますが、各地涼しさがあり、雨による閉塞感やらは半減か・・?

 

関東甲信「不安定持続」

明日も、関東のすぐ南を秋雨前線が通り、甲信地方を含め、雨が降ったりやんだりするでしょう。引き続き、降り方などが定まらず、局地的に雷や突風、ひょうのおそれも。もう一つの問題である台風の進行具合ですが、今後は東よりに列島を進み、東日本には21日昼頃到達する見込み。備えは十分にしておきましょう

明日の最高気温は24度前後で、南関東で一層涼しさが加わりそうです

 

 

北陸「いっそう涼しく」

。。季節が流れ行くのを感じられそうです月上旬~中旬頃の涼しさでしょう10、度ぐらいまでしか上がらず22。ただ、気温の方は、北日本と同じく。北陸は、天気自体は秋雨が主因となり、雨が降ったりやんだり号がチクチク刺激します16。それを、台風、本州付近は秋雨前線が停滞。北日本はシベリア気団から分かれた高気圧に覆われますが明日は、秋によく見られる気圧配置です