ハロハロハロ~
年寄りの様子が変わった。
突然、公共料金の全部を払うと言い出したのである。
電気料金、水道料金、ガス料金、灯油料金の全部だ。
近くのスーパーのチラシしか見ない新聞もやめる。
水曜日には出戻りに頼んでいた生協の割引弁当もやめる。
おまけに、毎月、5000円の積み立てをするというのだ。
もちろん、年寄りは年金暮らしであるから、大きな負担
になるのは目に見えてわかるのだが、本人曰く、時代の
変化についていくためには、無駄を無くし節電して必要
最低限の生活に切り替えていくという決意の表明だ。
とはいえ、自分が動けなくなったらあとは頼む、という
意思表示のようにも捉えることができる。
毎月5000円ずつ積立てをしても年間60000円、病院に
入院することになったら、それを充ててほしいというのだ。
現実問題として、1日あたりの入院費7000円+差額費+
αで毎月5000円の積み立てでは充当できないのは自明。
それを説明して、ラストチャンスの85歳で加入すること
ができる医療保険を紹介したが、(年寄りの負担は
6000円程度、公共料金の全部は移住者払う)どうしても
医療保険に加入するのは損をすると思ったらしく、年寄り
の苦肉の策は、公共料金を自分で払い、自由に過ごしたい
という結論に至ったらしい。 手元に見えた現金が無いと
生活がままならない、の1点張りだ。
引き算ができないのか??
とりあえず、本人の意向を尊重することにしているが、
今度の週末には出戻りに相談してみるつもりだ。
最悪、できるかどうかわからないが、年寄り名義の医療
保険に加入するしかないのか.....
バイバイキーン