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♪Berry♪`s life! 

♪Berry♪の日常・非日常(?)を書いていきます。

更新速度がカタツムリ並ですがそこはご愛嬌。

マイペースに小説を書いたりもします。

どうも、♪Berry♪です(#^.^#)

しばらくの間放置しまくっていた「不思議な花」。真面目に執筆していこうと思います・・。

といっても終わりが見えません。私の悪いクセ。(どっかで聞いたような)




改めて自分の書いた今までの話を読み直してみました。





・・文章能力無さ過ぎる・・!!!


恥ずかしいです。


でも放置していた間にも文章能力を上げてきたつもりです。




それでは。今回は綾那と不思議な少女がメインだと思います。











不思議な花 6















綾那と、不思議な妖しい雰囲気を纏った女の子の周りの空気は、酷く冷たい。




綾那は恐怖で戦慄く唇をなんとか動かして女の子に問うた。



「デ、スゲーム・・・?」



「そうよ。デ・ス・ゲ・ー・ム♥ 
 簡単に言えば私は死神ってとこ。このゲームのね」


女の子は地面にへたりこむ綾那を見下ろしてふふんと鼻を鳴らした。



死神・・デスゲーム・・?



いっぺんにいろんな情報が入ってきて、綾那の頭の中はぐちゃぐちゃになった。


たしかにすごく妖しい雰囲気を女の子から感じる。


でも、急にそんな話を信じれるわけもなく。


つうー・・っと綾那の頬を冷や汗が伝う。


このゲームに参加したら・・・。頭の中で警報がなり響く。


ふと、女の子が口を開いた。


「あ~、もちろん強制参加だからね?このゲーム。まして、あなた自身がこの花を抜いたんだから。

 それに“デスゲーム”だから、それなりの覚悟はできてるわよね?」


女の子の口の端が上がる。綾那は体を小さく震わせた。


「嫌だっ・・、まだ死にたくないっ・・!!」


頭を振って必死に懇願する。 目に雫が溜まってくるのを感じる。


すると、女の子は首を傾げて怪訝そうに綾那を見下ろした。

「は?何言ってんの?
 誰も“あなたが死ぬ”なんて言ってないじゃない」


綾那は呆然とした。


たしかに女の子は会話の中で色々と物騒な単語を連発してはいたものの、一言も“あなたも死なないようにせいぜい頑張りなさいね”というような内容のことは言っていなかった。


女の子をもう一度見遣る。


視線がかち合う。でも何故か逸らせない。


女の子の眼が妖しく光る。


女の子は綾那の前にすっとしゃがみこむと、綾那の顎を掴んで自分の方に向かせた。


「あなたは、“私のために”私にとっての“脅威”を蹴散らしていく運命を背負ったのよ。
 全ては私のため・・。こんなに素晴らしいことってないでしょう?」


女の子の優しい笑みは、まるで悪魔の笑みだ。


表面上は優しく見えても、内面ではどんなことを考えているかわかったもんじゃない。


綾那は、自分が利用されているという事実に気づいた。


もしかして、自分がトイレに入って花を見つけて抜いたのだって・・


この子がそうさせるように仕向けたのかもしれない。


全ては“自分のために”。


体温が急に奪われていくような感覚に陥る。


女の子は綾那の手を引いて一緒に立ち上がると、綾那のクラス『1-4』の教室のドアに手で触れた。


そして、妖しい彼女の視線が、綾那のほうに向く。


「そんでね、私かなぁ~り残酷な方法を考えたの♥
 きっと、“自分が死んでしまうこと”より怖いことよ♪」


そういうと女の子は綾那にすっと近づいて、頬にそっと手を添えた。


「“こいつら”を利用するの♥」


綾那は女の子の言った言葉の意味を悟った瞬間に、目を見開いた。


そして思わず後ずさった。


「なっ、何考えてるの!? 皆をその、“脅威”とかいうやつの戦いに利用するとか・・!
 信じらんない!!」


すると女の子は大層つまらなさそうに綾那を見つめた。


眼の奥が妖しく光る。


綾那は小さい悲鳴をあげた。


「そんな綺麗事。いつまで言ってられるかしらねぇ・・?」


すると何の音もなく、いきなり女の子の後ろに小さい“何か”が落ちてきた。


それはもぞもぞとその場で動いたあと、少しの間動かなくなった。



そして、いきなり綾那に向かって素早く飛んできた。牙を向けていて、どうやら綾那の首を狙っているようだった。


綾那は驚きと恐怖のあまり足が竦んで動けなかった。



そしてあわやと思われた――その時だった。



自分の前にチラっと鋭い銀色の光が一瞬見えたと思ったら、それの姿はもうなかった。



――否、綾那の足元に首と胴体が切り離された状態で横たわっていた。そこら一帯は血の海だ。


綾那の靴や靴下にも、血飛沫が付いていた。


綾那の顔からみるみる血の気が引いていく。


「――言ったでしょ?
 私は死神だって」


前を見ると、女の子は得意げな表情をして巨大な“何か”を構えていた。


よく見ると、それは巨大な鎌だった。


その鎌は、怪物の血のせいで先端から真ん中辺りまでにかけて真っ赤に染まっていた。


女の子の顔にも、血がべっとりと付いていた。


「そういえばまだ名前を言ってなかったわね?
 

 私の名前はアルレイ。 よろしくね♥」



女の子の死神――アルレイはにっこりと微笑んだ。



その笑みだけは、偽りの無いもののように綾那には思えた。


綾那とアルレイの周りを、ただ冷たい空気だけが囲んでいた。





続く
ドクロ