いつもはXで活動しているのですが、素敵な記事を拝見して、いてもたってもいられなくなり、はじめてブログというものを書かせていただきました。
今も福知山区で活躍する113系5300番代フチS9編成。
2024年6月の出場では塗装が113系800番代が登場時に纏っていた旧福知山色に変更され、注目を浴びている編成でもあります。
細かな点を見てみると、クモハ113-5309に設置されているKE76形ジャンパ栓納の形状が異なっていることでも知られています。
左:クモハ113-5309。3つ設置されている栓納が独立して設置されている
右:クモハ113-5303(113-5300の一般的な形態)。1つの台座に三連で取り付けられている
これはクハ111-0/300より先頭部を供出したことによるもので、先頭部種車群とされている奈良区のNL400番代編成の中で唯一この形態を有していたクハ111-152に起因するものと考えられています。
さてこのS9編成ですが、登場間もないころには岡山地区で運転されたこともありました。
1995年夏ごろから、先行して岡山に貸し出されていた同じ113系300番代のS3編成(これはクモハ84の代走として宇野線で運用されていました)を連結した4両扱いで、オカP01編成を名乗り1995年1月中旬まで山陽本線で運用されていました。
この編成の運用で、非常に興味深いのが岡山を17時15分に出発する姫路行普通列車の1428M。
当時この編成は、同様の組成であったP02編成にオカK編成1本を加えた3本で運用が回されていたのですが、このうち2本を連結した8両編成となります。このため、運用繰りによっては113系300番代で統一された全先頭車全M編成での運転も行われていたのです。
この列車は1996年頃に鉄道ピクトリアルに掲載された113系・115系特集ページ(当時、113系・115系に精通していた方が一人いらっしゃり、精力的に記事を投稿しておられました)にて取り上げられましたが、この特集に掲載された写真はK編成を連結したパターンであり、長らくその存在が示唆されていながらも写真が存在しない状況となっていました。
今回紹介する記事は、まさにその「113系300番代統一の1428M」が掲載されている記事です。
先述した通り、1428Mは夕方の、しかも逆光の上り列車です。現代のカメラでも難しい条件で、さらに当時のカメラの性能を考えると、撮影者氏の113系に対する情熱、そして苦労が伺えます。
おそらくこの組成の写真はインターネット上、さらには書籍上においても私が確認する限り唯一のものであり、貴重なお写真を撮影、さらには掲載いただいた撮影者氏に最大限の敬意を表します。


