こんにちは!

CITTA手帳であなたとつながりたい、

ケイです。

今日も読んでくださって

ありがとうございます!




捨てられないものはありますか?





少し前の話ですが、友達と誘い合って

浜文子さんの講演会に行きました。

ご存知でしょうか、浜文子さん。

子育て中の方はご存知かもしれません。



私の中ではお母さんに寄り添った

詩を書く方です。



出版社の紹介プロフィール


東京新聞で紹介記事もありました






私が浜さんのお名前を知ったのは

数年前、子育てで煮詰まっていた時。

尊敬する先輩ママに教えて

いただきました。

この詩を通して。


-----------------------------------------

赤ちゃん


あわて者でもいい

泣き虫でもいい
手先が 不器用でも
音痴でも かまわない

もちろん
人が振り向くほどの
美人である必要もない
とりたてて特技がなくても
高尚な趣味も
噂に上がるほどの博識も不要

おまけに
学歴
職歴
賞罰
一切不問


そのままのあなたがいい
そのままのあなたが好き


赤ちゃんは そう言いたくて
あなたに両手を伸ばしてくる


-----------------------------------------

『母になったあなたに贈る言葉』

(浜文子著、清流出版)




この詩を贈っていただいた時は

泣けてしかたがなかったことを

覚えています。

新米ママで何が良いのかの判断も

自信がなく、不安や心配ばかり

抱えて精一杯だったんですね。




さて、講演会では色々なメッセージを

受け取ったのですが、

その中の一つがこちら。




自分の生き直しができるのが子育て。

親と自身の関係の中で

果たせなかった想いを果たす機会が

必ずあると思います。




私の果たせなかった想い、、

何かあるかしら。

講演では思いつかず、

でも時折、

ふっと思い出していました。





今朝、早い時間に1人お茶。

あとで片付けよう、、

リビングで周りを見渡して

突然、気がつきました。




ああ、果たせなかった思いが

ここに溢れているのかもしれない。




その時私の目に入ったものは

リビングで一番存在感のある

天井までたっぷり詰まった絵本棚。

入りきらない本の山。

子ども達が作り終えた屋台の工作。

折り紙で作った食べもの。

小さな手紙たち。




現在、片付け三巡目実施中の我が家。

(昨年から半年スパンで各所見直し、

   もの減らしお片付け中)

手付かずで増殖中のものが

二つあります。そう、



子どもの作品

絵本、本





転勤族で引っ越しの多い家庭で

物の少ないさっぱりした

家で育ったワタクシ。




思い出の品をあまり持たずに

育ってきました。

中学生まで定期的に引っ越していたので、

子供時代のものはほぼ残っていないかなー。

手元に残っているのはアルバムくらい。




母が割とすっきりした暮らしが

得意な人で、今でも実家は

風通しよくいつもスッキリ。

見習いたい、見習いたい


その思いに反して

子供が産まれてからの

物の増え方たるや。カオス!




でも、捨てられない。

あれもこれもこの子達の大切な思い出。

小さなものも手放しがたく、

気持ちが鈍る自分を

持て余していました。




果たしたかった想い。




引っ越しで仕方ないのは頭では

分かっていたけれど、私は、

自分で自分のものを手放したかった。

きちんと納得してから

自分のモノ達にさよならしたかったんだ。




まだぼんやりと輪郭を覚えている

あの大好きだった本も、宝物の絵も。







なんとなく、自分に対して

優しい気持ちになれました。




そして、さよならできる時がくると

思えました。

さよならしてもいいかな?

子ども達に聞くのも今までためらいが

ありましたが、ゆっくり相談してみよう、

そう思えました。








浜さんのご著書、

手に取っていただければと思います。

励まされる言葉に

出会えるかもしれません。









楽しく書けるようになったCITTA手帳はこちら。その秘訣を教えてくれる講座も掲載されています。




ケイ