普通って… | こめにゃんブログ

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前の記事から更に遡って…

普通にするってどういうこっとー?

という事がよくわかる動画

ある人間の親子の動画ですが、犬の気持ちがよくわかります。


お母さんとお父さんが子供に運転を教える動画です。

アメリカは、まず筆記試験で仮免をとったら、教習所になんか通わず、親か友達か、誰か免許持ってる人に道路で運転を教えてもらうのが一般的だそうです。

教習所は高すぎるから、らしいです。

そして、16歳から免許取れる。という日本人からしたら恐ろしい制度(笑)


お母さんとお父さんのテンションの違いと、お母さんに教わってる時の娘のテンションとお父さんに教わってる時の娘のテンションに注目してご覧ください。

英語で何言ってるかよくわからないけど、雰囲気を感じて下さい。

日本語がわからない犬もそんな感じで人間の言葉を聞いてますから、犬が人間が喋る言葉をどう感じてるかの勉強にもなり、一石二鳥です。


めんどくさかったら、最初の方だけでも…





違いがわかりましたか?


娘は初めて運転するから緊張と不安でいっぱいです。

お母さんも緊張する娘の運転に緊張しております。

ただ、お母さんのが娘よりも緊張度が高いから、声はデカイし、早口で口数が多い!!!

早口だから何言ってるかよくわかんなくて、理解する前に次から次へとあーでもないこーでもないって言われるから、結構早めの段階で娘が爆発して叫んでます(笑)

娘の緊張がお母さんに伝わって、お母さんの緊張とイライラが更に娘に伝わります。

これが「もらい緊張」「もらいイライラ」です!

お母さんが急に大声で「ストーーーープ!!!」っていうから、目の前で起きてる事より、お母さんの声にビックリして娘の緊張が更に高まります。

緊張が高まれば、娘の運転はますます乱れます。


緊張が緊張を呼ぶ悪循環…





一方お父さん。

不安は不安です。
眉毛がハの字です(笑)

けど、お母さんのようにキャーキャーワーワー言ったりしません。

運転を始める前に、娘に一言「もし緊張してヤバくなったら、途中で止まって一旦ブレイクしなさい」的な事を言ってあげてます。(多分…英語分からんけど)

お父さんが落ち着いているから、娘も緊張はしていますが、慌てず落ち着いて運転できてます。

「もらいリラックス」です。


娘の運転もお母さんの時ほど、危なっかしい所はありません。

娘が一つ一つ手順を自分で確認してるのを見守ってます。
でも、娘がわからない時とか、それは絶対あかん!というとこではちゃんと「あかん!」とハッキリ叱ってます。

お母さんみたくずっとしゃべりっぱなしじゃないから、大事な時に大事な指示がちゃんと娘に伝わります。

叱って娘が理解したら、そのあとはフッフッフッ!と笑ってます。緊張が解けたんですね。娘が理解したらそれ以上怒ったりしません。





お母さんは、合ってる時も大声で「キープゴーイング!キープゴーイング!キープゴーイング!」

ダメな時も大声で「ストーップ!ストーップ!ストーップ!」

真逆な事を言ってますが、英語分からん人からすれば、どっち良くてがどっちがダメなのかよくわからん。

「何で引っ張るのよ!うるさいから鳴かないで!ダメ!ダメ!…」ばっかり言われてる犬の気持ちと一緒です。



お父さんは合ってる時は、何も言わない。
間違えそうになった時だけ「ストーップ!」




自分があの娘だったら、どっちの教え方のがわかりやすいか?

次に運転を教えてもらう時、どっちに教えてもらいたいか?

運転の練習じゃない場面で、助けてほしい時にはどっちに助けを求めるか?

自分が失敗した時、素直に謝りたいのはどっちか?


犬がリーダーを決める時もこれと同じ事。


自分が何かを教えて欲しい時、間違った事をした時どういう人になら素直に言う事を聞けるか?


自分の犬が、緊張や不安に襲われてる時、人間がどうしていれば、犬がリラックスできるのか?



人間が緊張や不安を抱えてる時、犬はその人を見てどう感じてるのか?



犬にどういう状態になって欲しいのか?
そうするには、自分はどういう状態でいればいいのか?


リッ君みたいな元散歩初心者のパニック野郎はですね、人間がこのお父さんみたいにドーンとリラックスして構えてないと緊張が取れなくてずっと散歩=緊張のままになります。
人間が緊張してしまえばリッ君は更に緊張して更にパニックになります。パニックになれば、後ずさりしてリードがピーンと張ります。
リードが抜けてリッ君が脱走しちゃう!!!大変!!!!と人間がパニックになったら、身体に力が入ってこっちに引き寄せようとリードを引っ張って、逃げられないリッ君は更にパニクって後ずさりします。

もうあとは、脱走するのを待つばかり…





犬が間違った行動を取った時に人が正しい判断をするには、まず人間がリラックスしてないと無理!


ステラママが写真撮る時のアレも同じ事。
ルークが動こうと、ねぇちゃんもルークも別に困る事は無いんです。
ルークが動いて困るのはステラママだから(笑)

ただ、ルークに動いて欲しく無いなら自分の気を鎮めないと…という話です。
「キャー!かわいい!」という人間の興奮が犬に伝わって動いちゃったってだけの話~。

こんな時は、もちろんルークを叱ったりしません!かわいい写真を撮られてルークがそれ見て喜ぶ事も無いし、ねぇちゃんは毎日かわいいルークを生で見てるし、ねぇちゃん的にはどっちでもいい(笑)

だから、できてもできなくても良し!
犬の為じゃないから叱らない。




犬をコントロールしたいなら、自分の心をコントロールできないと犬は変わらないよ!
ってお話でした。






まだまだ続くけど…