今日は11月とは思えない暖かな1日でしたね〜。

秋といえば芸術の秋。

 

ふとなんで「芸術の秋」っていうんだろー??

と疑問に思って調べてみると、

「芸術祭」という秋を表す俳句の季語があるそうです。

 

 

さて、今日は

私が芸術にどっぷり明け暮れていた頃の夏の合宿、もう一つの大山の思い出を。

 

 

標高が高い大山は、夏の合宿にぴったり!

心地よい風、暑かったのかもしれないけれどそれを感じさせない日差し、草木の香り、そして漂う油絵の具の香り。

黙々とキャンバスに向かった夏合宿…

 

 

高校時代、私は美術工芸コースという有難くも絵にどっぷりと浸かれる環境がある高校に通っておりまして、必然的に美術工芸コースの生徒はみんな美術部に所属するのが当たり前(というか必須)でした。

 

 

4階建ての校舎の最上階には4つ(だったと記憶しています)の美術室。

メヂチにミケランジェロにヴィーナスに…たくさんの石膏像が置かれているデッサン室にデザイン室、彫刻室に絵画室。

生徒のための美術専用のロッカーもあり、美術の先生方も4名というアートを学びたい人にとっては本当に贅沢な環境。

 

 

さらに、

1年生と2年生は夏休みに絵を描きに大山へ合宿に行くという贅沢さ。

 

 

1年目は木漏れ日がチラチラとさす山道の、林の中に流れる小川を、

そしてもう1年は、宿舎の裏に広がる芝生から見える壮大な大山を描いた記憶。

 

 

自然の中に溶け込んでキャンバスとたっぷりと向き合う時間。

気持ちよく、心地よく、上手とか下手とか考えず夢中で自然をキャンバスに写した時間。

それは本当に貴重な経験になりました。

 


当時の美術部は、デッサンの批評会がありまして、先生方が色々とアドバイスをしてくださいます。ことテクニックにおいては各先生方によって言うことも微妙に違うこともあり「??」と頭にクエスチョンが飛ぶこともしばしばあったわけですが、そこはアートですから答えがあるようでない!と勝手に解釈していました(笑)

一方で私の関心ごとといえば前に並んだ自分の絵がちゃんと表現できているかどうかということだけでした。


 

大人になった今感じていることにも通じる感覚なのですが、写実的でも抽象的でも、そして結局人生においても、

「自分を通して感じたことを表現すること=自分を表現しきること」が自分を生きることだと思うのです。

 

 

大山で自然を前にキャンバスを広げたあの頃、どうしたらこの壮大な自然をここに表現できるのか。。。

ただそれだけだった。。。

 

単純で純粋な気持ち。

気持ちから動かす手。

 

今回の旅でその思い出の地に立ち寄りました。

 

単純に懐かしくて、

純粋に嬉しくて、懐かしむ私のハート♡


 

思春期の頃にあたりまえだったハートから動くことを、社会人になっていろんなことを経験してわからなくなっていた自分が、再びハートから動き表現している日々。ありがたいなぁ。

 

 

単純で純粋が気持ちいい♡

あの高校時代からしっかりと私のハートにあった感覚♡


 

貴重な高校時代、

美術にどっぷりと浸れたあの環境に、

環境を作ってくださった大人たちに、

先生方に、そして、一緒に学んだ美術工芸コースのお友達に

「ありがとう♡」と伝えたい♡

 

 

 

 いつも心にスマイル♡

パーソナルジュエリーデザイナー Mizu(ミヅ)

(Personal Jewelry designer Mizu)



奥大山の休暇村