Keep it simple, stupid. -3ページ目

Keep it simple, stupid.

ちょい斜め上を見ながら。

昼休み、昼ご飯を食べる前に本屋へ行った。
以前から気になっていた俳優のインタビューや行ってみたかったお店の情報が載っている雑誌をいくつか買って店を出る。

もう9月も終わりだというのに、日中はまだまだ暑い。
今着る服に困るんだよね、と思いつつご飯をどこで食べようと迷った。

すると、目の前には吉野家の自動ドアがある。吉牛か。
ちょっと躊躇してから開閉ボタンを掌で強く押す。
ひとりで吉牛に入るのははじめてではない。
思い返せば何を食べるか決めかねているときに、ふらりと入って「並」と口にしているような気がする。
今日もカウンターにつくと同時に、「並」と店員に言っている自分がいた。
程なく牛丼の並が運ばれてきた。
紅しょうがをトングで掴んで少し入れ、いただきますと手を合わせてから景気よく掻き込んだ。当社比。
丼の三分の一くらいの米が減ったとき、空いていた斜め向かいの席がひとつ埋まった。

「大盛りたまご」

聞き覚えがある声がして、ふと顔をあげる。
企画部の佐藤くんだ。同期だけど、社内ではめったに会うことはない。
でも、人事にいる私には彼の情報はよく耳や目に入ってくる。
カタイところでは人事考課、ヤワラカイところでは先輩たちが話す噂。
ときに他愛なく、ときにすごく無責任な、そんな話。

彼のことを見ていたのは一瞬だったろう。でも、湯呑みを手にした彼と目が合ってしまった。
「お」
彼の口元がそう動いて、ちょっと頭が傾いだ。ものすごく軽い会釈。そして笑顔。
丹精な造作なのに、笑うと顔がくしゃっとなる。
私も思わず同じように、お、と言って返した。
あとは何事もなく、牛丼に集中する。
と見せかけてどうしても彼のほうをちらちらとうかがってしまう。

ものすごく美味しそうに食べる、食べてる。ときどき目を顰めて眉間に皺寄せて「うま」って言ってる。
うわほんとに、んま!って口動いてるし。男の子の食べ方だ。
息子が連れてきた友だちの食べっぷりを見たお母さんが「見てて気持ちいいねえ」って言っちゃう系だ。
そんなどうでもいいことを思いながら、他人の食事の仕方を観察している私ってなんなの?

そんなこんなで、並をきれいにたいらげてお腹いっぱい。
ごちそうさまお会計をと言いかけたら、

「いっしょに」

斜め前の彼はすでに立ち上がっていて、私のほうに掌を向けて店員に千円札を渡していた。
て、え?なに?どゆこと?
あの、と言う暇もなく彼はお釣りを受け取ると、すたすたと歩いて自動ドアを開けた。

「あの!」
「ん?」
私は財布から出した100円玉3枚と50円玉1枚と10円玉3枚を彼に差し出した。
「これ」
「ああ、いいよ」
「いいよって。それはダメだよ」
「今日誕生日でしょ?」

人間不意をつかれると、ほんとに頭の中が真っ白になるんだ。なるんだよ。
今私真っ白だもん。

「あれ?ちがった?」
「そうだけど……」
「あってた。よかった~。人事より情報持ってる?俺」
あははは、とはっきりと声に出して彼は笑う。
「ごめんな、牛丼で吉牛で」
「いやでも……いいの?」
「牛丼よ?」
そう軽く言って彼はまた笑った。
ごちそうさま、ありがとう、と私は素直によくわからない好意を受けた。

そして、何を話すでもなくふたりとも足は会社に向いていた。横に並んで。
しばらく無言で歩いていたけど、何か言わなきゃと焦って、

「あの、」
「あのさ、」

なんだかな、ふたり同時にしゃべってしまった。

「何?」
「そっちこそ何?」
「なんだったの。先どうぞ」
「どうぞどうぞ」
ダチョウ倶楽部のように譲り合った挙句に、

「髪切ったよね?」

我ながら意味わかんないことを言ったもんだ。
彼はそれでなくても大きい目をめちゃめちゃ大きくしてこっちを見てくる。
「女子にそんなこと言われたのはじめてだ」
私もはじめてだよ、男子にこんなこと言うのは。笑える。ヤバイ私。
「似合ってるよ」とかオッサンみたいなことをこのモテ系男子に向かって言ってる自分がたまらなくおかしかった。
彼は苦笑したあと、ちゃんとこっちを見て「ありがと」と返してくれた。ごめんなさい。

「で?」
「ああ、俺?」
「うん」
「ひとりで吉牛よく行くの?」
「行くよ」
「焼肉とかは?おひとりさまいけちゃうほう?」
「あー焼肉はないなーちょっとない」
「そっか。焼肉はないのか」
「あ!」
「ん?なになに?」
「前にひとりで『阿里郎』でランチのハラミ定食食べたことある」
「マジか」
「休みじゃないお昼に、お肉焼いて食べるっていいよね」
「ああそれわかる。てか、ハラミ好きもしかして」
「うん、ハラミが一番好き」
「だよなー。ああそう、そうなの?マジかー」

そうして会社のエントランスに着くまで、私たちは延々とハラミのことについてしゃべっていた。
受付に用事があった私はエレベータホールへ行く彼と別れた。
別れ際、もう一度「あのさ」と声をかけてくる。

「はい?」
「ハラミ、食いにいこっか」
「へ?」
「今週の金曜空けといて」
「ちょ、なにそれ」
「吉牛もいいけど、やっぱハラミでしょ」
じゃ、と彼は何の余韻も残さず去っていく。
ハラミハラミって。さっきから何の違和感もなく彼としゃべってたよ私。
謎だ、謎すぎる。

あれ?
誕生日?
祝ってくれるってこと?

「えええええー?!」

危うく天井の高いロビー中に響き渡る大声を上げるところだった。
どうして?なんで?


その答えがわかるのはまだもうちょっと先の話。
牛丼並380円からはじまった恋だった。
$Keep it simple, stupid.

タイムスタンプをを5:29にする根性がなかった笑。
トテツモナクわたくしごとですが、本日5/29はわしの誕生日です。
皆様いやっちゅーほど御存知のとおり、本日はたけてれの日。
ロミジュリ東京公演を無事終えて、はじめてわしらの前に出てきてくださる日。
パリスタソやロミパパがゲストというステキな日。
そんな晴れがましい日に(賢い言葉使ってみたよばあや!)誕生日!泣くわわしが!笑

劇中のロミオはさ、ロミパパやロミママと面と向かって会話してないんだよね。
ロミオはさ、「父上」「母上」って親御さんのことを呼ぶんだぜ?
今までなかったっしょ。父上母上とか呼んじゃう役。そんなおぼっちゃまくんな役。
だから、今日はコングさんを「父上」って呼んでほしいわ。切実☆

そして、Twitterやらメールやらでオトモダチからいっぱいおめでとうの言祝ぎをいただきました。
ありがとうありがとうー!!!

誕生日にたけてれがある。東京公演をやりきったたけるさんの今の声が聞ける。
それがまず私の幸せ。
そして、いつもこっちがお世話になっているのに「いつもありがとう」なんて過分な言葉を添えてくれておめでとうと伝えてくれる友が大勢いる。
これもまた私の幸せ。

リプはたけてれが終わったら返します。
たけてれ前のTLにわしのツイっつー不純物混ざるとイラッとするでしょ? 中途半端な気遣い。アホスwww

さらに今日はるろ剣の主題歌にワンオク!っていうビッグニュースまで飛び込んできて。
大友監督、たけるさん他キョーリョクキャストの皆様、それを支えるプロ中のプロのスタッフの皆様、そしてワンオクまでもが一丸となって世界を獲りにいけばいい。
不殺のプー太郎が世界を席巻だ! 世界をトリコニーにスルゼ!
待ってろ地球規模! そして早く見せてください映画を。笑


そんでもって、ロミジュリカンパニーが大阪へやってきます。
赤坂が大盛況で、あたたかい雰囲気の中千秋楽を迎えられたことがほんとになによりうれしく誇らしく頼もしい。
たけるロミオとさとみジュリエットがほんとに愛おしい。狂おしいほど愛おしい。
プレ公演からつづく長丁場、東京千秋楽で演技の域を超えた「今まさにロミオとジュリエットがここに立って生きている」ことを体感できたという奇跡。
その大輪の花が結実したのも、日々進化しより高みへのぼるための研鑽を怠らなかったカンパニーあればこそ。
でも、彼らの思いを受け止めるわしら観客もまた、器を見繕い、揃え、磨く必要があるのではとつくづく思うのです。

東京から託されたバトンを大阪でしっかり受け取って、カンパニーの皆様が、たけるさんが目指している高みへと上り詰める手助けをしたい。
美しくも愚かではかないふたりの愛の物語が、どこまで進化をとげるのか。
しかと見届けたいです。

ではでは、そろそろたけたれ視聴の準備といきますか、皆の衆。
あ、オカン。5/29に産んでくれてありがとー!>ついでか!笑


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あああ。しもた。これ書くの忘れてた。
あのね。わしら夫婦がいつも云うてる言葉があるの。もはや口癖。

「ふたりっていいな」

わしらはふたりだけの家族なので。
楽しいときはもちろん、精神的にも身体的にもしんどいときにこそこの言葉を掛け合うことでなんとかすごしてきました。

「ふたりっていいな」

これをお互いの顔を見ながら、ときに冗談めかしてときに真面目にいうと、楽しさが256倍になってしんどさがやすらぐの。魔法の言葉です。

夫。いつもほんとにありがとう。
ふたりっていいな。
ロミジュリ休演。
でもたけるさんははたらく。まっことはたらきものだ。

GW中トミカ博で思ったこと。
子どもたちは、はたらくくるまがだいすきだ。

GW中ロミジュリ観劇したオトモダチのレポを見て思ったこと。
みんな、はたらくたけるさんがだいすきだ。

たけるさんがはたらいているところを間近で見れるしやわせ。
なにはともあれ、それをかみしめよう。そして、咀嚼して反芻しながら生きてゆこう。


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じゃんじゃんの新しいCMが流れはじめました。

$Keep it simple, stupid.

CM上の演出ですって。
相変わらずキョーリョクわかもとのりおが何云ってんだかわかんねえなんとかしろのりおを。
つか、今回はユキリが片手でできるアピールはしなくていいんですか。開発担当の女史!
このソースを高いとこからぶっかけてる図を見て思い出したことがあります。
訊いてくれます?

大阪にcocoricoというお店がありまして。
最近はクレープに尽力しているらしいのですが、元はパイと紅茶がオイシイ店として大阪のキタやミナミに何店舗かやってはります。
ここ何年も行ってないので、今もやってるかどうかわかんないんだけど、この店は紅茶というかアイスティを頼むと、独特の淹れ方をしてくれます。パフォーマンスです。
注文すると、クラッシュドアイスをぶっこんだグラスと熱々の紅茶が入ったポットをテーブルまで運んできてくれます。そこまではいい。
で、ウエイターくんやウエイトレスさんがおもむろにポットを限界まで持ち上げてめっさ高いポジションからグラスに紅茶を注ぐのです。
リーチが長ければ長いほどグラスに到達する時間が長いので、紅茶が冷めるという効果があります。
ウエイトレスさんよりウエイターくんのほうがえてしてリーチが長いので、できればウエイターくんにやってもらうほうがいいのです。絶対にそのほうがいいのです。
それには、深い理由があります。サイシュンカンセイヤクショです。
ウエイターくんの制服は、丈が短めでスタンドカラーの白いジャケットスーツなので、腕を極限まで上に伸ばすと、たくしあがったジャケットから素肌が、脇腹がチラ見せデンジャラー!

さあみなさん、想像してごらん。
すました顔して脇腹見せながらティーポットを高く掲げて紅茶注いでるたけるを。
ひぇあ!


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で、タイトルについてなんですけどね。

Keep it simple, stupid.

たけてれの生電話のとき、こんな風にインカム越しにお話しするやないですか。
インカム萌え。
なんでかわしはインカム萌え。

たけるの指先で今事件が起こってる!的な。
どうした!応答しろ!的な。いや、生電話だから余裕で応答してるんだけど。

SPとかが耳にコード伸びてるインカムつけてたりするやん。
ついさっき、WOWOWでやってた劇場版SP見てたせいもあるんだけど、とりあえずたける!耳にインカムつけて険しい顔して立っててくれ!そのへんに!
復唱しろ!とか応答しろ!とかふたふたまるまるまで待機!とかね、云われたいね。あの声で。
緊迫してるから、低い凛々しい声で。ひぇあ!

明日、いやもう今日すね。
事件は赤坂で起きます。
はたらくくるまは現場に急行し、はたらくたけるはロミオとして愛を語り愛に生き、ちりそめし。
そして、わしらもそれぞれの立場や持ち場ではたらくのです。らじゃ!