アメリカ海軍は、原子力空母ドナルド・レーガンが、福島から“重大な放射能の襲撃”を受け、深刻に汚染されたことを知っていた




原文タイトル US Navy Knew that “Major Radiation Hits” from Fukushima Dangerously Contaminated the USS Reagan” (http://www.globalresearch.ca/us-navy-knew-that-major-radiation-hits-from-fukushima-dangerously-contaminated-the-uss-reagan/5371018 )


著者 Harvey Wasserman  (文末に著者紹介有り)



衝撃的な新しい報告は、米海軍が3年前の福島第一原発のメルトダウンと爆発の後、原子力空母ロナルド・レーガン[以下、“空母レーガン”]の兵士たちが、重大な放射能の襲撃を受けていたことを知っていたことを暗示している。

もしそれが真実なら、この新事実は東京電力に対して兵士たちが起こしている10億ドルの訴訟に新たな光を投じることになる。兵士の多くはすでに破滅的な健康への影響に苦しんでいるが、東京電力と海軍はその責任を認めていない。空母レーガンは2011311日他の米艦船と共に、地震と津波の支援活動「トモダチ作戦」に出動した。証拠写真と現場にいた人物の証言により、2011312日原子炉が溶融し爆発し始めたとき、空母レーガンは福島第一原発から2マイル(約3.2 km)の範囲内にいたことが確認されている。


吹雪の中、甲板員たちは金属の味のする暖かい雲に包まれた。兵士たちの証言によると、空母レーガンの5500人の乗組員は船内通信装置を通して、放射線で汚染された海水の脱塩水を飲まないように、汚染水で入浴しないように通告された。巨大な空母レーガンはすぐに支援活動を中止し、原発から100マイルのところまで航海した。しかし、新しく公開された海軍内部の交信記録によると、そこでも放射能降下物による深刻な被爆があった。

空母レーガンやその他の近くにいた艦船の多くの兵士たちは、太平洋とネバダ州で行われた原爆実験やスリーマイル島とチェルノブイリの事故で報告された病気と似た様々な病気を報告している。南太平洋水爆実験の風下の一部は60年以上経過した現在も人が住めないままである。

東電に対する集団訴訟の原告81人の中には、支援活動中に妊娠していた女性兵士と、7か月後に彼女が出産した複数の遺伝子変異を持つ“ベービ-A.G”がいる。

公式には、東京電力と米海軍は、被爆レベルは安全だと言っている。

しかし、東京に拠点を置くアメリカ人学者による衝撃の報告によると、海軍将校たちは空母レーガンが大量の放射能に曝されたことを知っており、それについて連邦政府筋に伝えていた。Kyle Cunningham によって執筆され、ジャパンフォーカスによって出版された”Mobilizing Nuclear Bias” http://japanfocus.org/-Kyle-Cleveland/4075 )は、福島原発事故がまさに進展しているとき、日米政府間でどのような駆け引きがあったのかを詳述している。

Cunningham が引用する情報公開法によって得られた交信記録には、福島から100マイル離れた地点で、空母レーガンの測定値が海上におけるバックグラウンドと比較して30倍であることを報告する海軍将校たちが登場している。

空母レーガン上で「継続して行っているすべてのモニター装置がこの値で警報を鳴らした。そしてそれから私たちは飛行甲板で携帯用器具を使い空気サンプルを採り、同じ値を得た」と記録されている。

深刻な量の放射性降下物は、原発上空を飛んで戻ったヘリコプターからも明らかに発見された。Cunninghamは、アメリカ政府のある専門家の言葉を引用している。「ヘリコプターから100m 離れた地点で毎時4シーベルトの値を示した。それは天文学的な数字で、放射能に詳しい私には、炉心に水がなく、メルトダウンが進み、放射能の放出を抑制するものが何もないことが分かった。それは純然たる、偽りのない数字だ。」(Confidential Communication, September 17, 2012

東京電力と米海軍は、空母レーガンの被爆量は深刻な心配を正当化するほどのものではないと言っている。しかし、日本、韓国そしてグアムは、空母レーガンは入港を許可するには被爆が酷すぎると判断した。添付の写真は、一斉に空母の除染作業にあたる兵士たちが写っている。

43億ドルの空母レーガンは、現在はサンディエゴに停泊している。批評家たちは、空母レーガンはそもそもそこに所属しているのか疑問視している。1946年から1963年の太平洋核爆弾テストの間、照射された米船の除染を試みたが、除染は無益であることが証明された。数百人の船員は大量の放射線に曝されたが、一部の船はとにかく撃沈しなければならなかった。

福島第一原発からの放射性物質の漏洩は悪化を続けている。東電は最近、放射線の放出を5分の1に過小評価していたことを認めた。ある新しい報告は、福島からのセシウム134が北米の西海岸沖で検出されたことを示している。

汚染水の漏洩、燃料棒の除去、行方のわからない3つの溶融した炉心の捜索、現場に影響を与える組織的な犯罪、その他多くの問題をもつ福島の現在進行中の危機について世界中が心配をしている。原子力を推進する安倍政権は、福島で起きていることを報告する人々にペナルティーを科す国家機密法を成立させ、それにより情報の流れは深刻に不明瞭になってしまった。

しかし新たな証拠が成立するなら、それは海軍が、空母レーガンが大量の放射性降下物でぼろぼろであることを知っていたことを意味し、考えられていた以上に皮肉な光を事件に落とすことになる。

被爆した兵士たちは海軍を訴えることを禁止されており、東電に対する訴訟は、一連の複雑な国際的な課題に左右される。

しかし、確かなことが一つある。彼らも国際社会も、福島について完全な真実に近い情報を得ていないことである。

以上


=========

本翻訳はGlobalResearchの許可を得て行っています。

著者紹介

Harvey Wasserman edits www.nukefree.org , where petitions calling for the repeal of Japan’s State Secrets Act and a global takeover at Fukushima are linked. He is author of SOLARTOPIA! Our Green-Powered Earth .