元グーグル社員「ChatGPTは非常に無責任で無謀。中立的でもなければ、民主的でもない」

2023年4月7日

 

ChatGPT、何が問題か 元グーグル社員「非常に無責任で無謀」

記事要旨

元グーグル社員で現在は通信アプリ「シグナル」の社長を務めるメレディス・ウィテカー氏へのインタビューに基づいています。インタビューでウィテカー氏は、「ChatGPT(チャットGPT)」など、高度な人工知能(AI)技術が社会にもたらす懸念やリスクについて語っている。

ウィテカー氏は、AI技術の開発と提供が限られた数の企業に集中していることが、最大の問題の一つであると指摘。これらの企業は、膨大なデータやクラウドの設備、そして消費者市場を所有しており、これらの資源を利用してAI技術を開発している。

また、これらの企業は中立的でもなく、民主的でもないという問題もあると述べています。さらに、AI技術の広告宣伝が誇大である場合があると指摘。

ウィテカー氏は、これらの企業がAI技術を開発するために使用する大量のデータは、主に監視ビジネスモデルから得られたものであることを指摘している。

ウィテカー氏は、これらの問題に対処するために、AI技術の開発や利用に関する規制や監視が必要だと考えている。また、より多くの企業や研究機関がAI技術を開発できるようにするために、データの共有やオープンソースの取り組みが必要だと主張している。

ChatGPT、何が問題か 元グーグル社員「非常に無責任で無謀」:朝日新聞デジタル

 

イーロン・マスク氏らはAI開発の一時停止を訴えている「社会にリスク」

3月29日 ロイター

米実業家イーロン・マスク氏や人工知能(AI)専門家、業界幹部らは公開書簡で、AIシステムの開発を6ヵ月間停止するよう呼びかけた。社会にリスクをもたらす可能性があるとして、まずは安全性に関する共通規範を確立する必要があると訴えた。

オープンAIが開発したAI対話ソフト「チャットGPT」の最新版言語モデル「GPT-4」に言及し、これを上回るシステムを開発停止の対象にすべきとした。

マスク氏や米アルファベット傘下ディープマインドの研究者、英スタビリティーAIのエマド・モスタク最高経営責任者(CEO)、AIの大家であるヨシュア・ベンジオ氏やスチュワート・ラッセル氏など1000人以上が署名している。

マスク氏ら、AI開発の一時停止訴え 「社会にリスク」 | ロイター

 

監視によるデータ集中が生んだAI

メレディス・ウィテカー元ニューヨーク大研究教授

―マイクロソフトが出資する米オープンAIの「チャットGPT」など、高度なAIの開発や、サービスの利用停止を求める動きが出てきています。何が問題なのでしょうか。

「倫理的な面でたくさんの懸念があります。一番問題なのは、世界で数えるほどの企業だけが、これらのAIを開発し、提供するリソースを持っているということです。中立的でもなければ、民主的でもない。究極的には、彼らの利益に繋がるように作られています。」

「こうした企業は、膨大なデータとクラウド設備、そして(米グーグルの)Gメールや(米メタの)フェイスブックを通じてデータを抽出し続けるための巨大な消費者市場を持っています。いま話題のAIは、こうした資源と権限の集中の結果として生まれてきたもので、技術的な革新の成果ではありません。しかし、『魔法みたい』『人間より賢い』『いろんなことに使える』という誇大宣伝が、正確性も安全性もわからない実験的な技術を、正当化することに利用されています。」

 

―なぜ、一握りの企業だけに集約されてしまったのでしょう。

「インターネットのビジネスモデルを早い時期に確立したのが、これらの会社だったからです。要するに、監視ビジネスモデルです。例えばGメールやフェイスブック。ここから集められた大量のデータがデータセンターに集約された。その膨大なリソースが、2010年代の初期にこういう大企業のものになったことが、今のAIに繋がっています。つまり、AIというのは監視モデルの延長線上にある。技術的な飛躍というよりも、権限の集中の結果であるといえます。」

 

―「人間より賢い」ようにみえるAIの登場によって、その権限集中はどう変わるでしょうか。

「独占的な巨大IT企業が監視によって得たデータを、広告によって収益化する。その収益によって高いインフラの費用をまかない、データを集約してAIをトレーニングする。この構造は今までと変わりません。一方で、このAI自体が、独自の監視機能を提供することができるようになります。従来のような、例えば私の位置情報とか、そういうものではなく、もっと内面的な、推論的な形で、私について明らかにすることができます。AIと監視モデルの関係は、さらに強まる恐れがあります。」

 

「世界の全人口を実験台として利用」

―オープンAIはチャットGPTを一般公開し、出資するマイクロソフトは検索サービスなどにも利用を広げています。社会への影響が見えない段階で公開すべきではなかったのでしょうか。

「非常に無責任な行動だと思います。無謀な行いです。検索に組み込むというのは、AIのためにデータを提供した情報源に対しても不誠実な行動だと思います。一部の大企業の決定によって生じる問題の後片付けをしなければならなくなるのは、私たちの社会です。」

以下略

 

 

→これが普及すると、左翼の思想と言論が更に広がると共に、ますます何も考えない人間(羊・奴隷)が量産され、取り返しのつかない状況になります。

 

ChatGPTのアルトマンが来日 岸田首相と面会

→また、左翼グローバリストに岸田首相が丸め込まれそうですね。

日本が標的にされています。学校でも認可の方向へ動くと、子供たちの価値観形成が左翼思想の危険に晒されます。