イタリア政府が昆虫食の規制を発表。グッドニュース!

2023年3月28日

 

3月23日、イタリアの農業省・保健省・国民製品保護庁は共同で、昆虫食の禁止・制限をすることを発表した。

農業大臣は「これらの(昆虫を含んだ)小麦粉が、イタリア製のものと混同されないようにすることは基本だ」と語った。

 

4つの規制

・虫を含むことを大きく記載するラベルの義務付け

・リスク警告ラベルの義務付け(アレルギー等)

・陳列棚は別にし、虫コーナーであることを明記

・パスタ、ピザに虫を使うことは禁止

 

農業大臣

「この規制は製品の原産地、消費に伴うリスク、虫の含有量を記載したラベルをつけさせ、店内に特別な棚を用意させる。」

「コオロギや幼虫、イナゴを選びたい人はそこに行けばいいし、そうでない人・・・ほとんどのイタリア人がそうだと思うが、遠ざけておけばいい。」

イタリアの世論調査では、昆虫食を選びたい人は22%、選びたくない人は54%にのぼっている。

 

Italy bans insect flour from its pasta despite the eco buzz (thetimes.co.uk)

 

この背景にあるEUの動き

イタリアの規制発表は、EUが昆虫食を許可していることに対する対策である。

2023年1月3日、EU圏内でヨーロッパイエコオロギの食用販売が認可された。

2022年7月に幼虫の食用販売、11月にイナゴの食用販売が許可されていた。

今後、コオロギを粉末にしたものが混ぜられる。

例)パン、シリアルバー、ベイク用ミックス粉(マフィン等)、ビスケット、パスタ、ソース、ジャガイモ加工品、疑似肉、ホエイパウダー、スープ、スナック菓子、ビール風飲料、チョコレートに使用されることが許可されている。

 

昆虫食推進の理由(推進派の大義名分)

・人口増加が続く中、食糧危機の懸念がある為

・家畜と違い二酸化炭素の排出が少ない為、気候変動対策になり、持続可能な社会を目指すことができる。

・鉄分、亜鉛、マグネシウムのようなミネラルやタンパク質が豊富で、食肉よりも低カロリー(但し、鉄分が過剰なので悪影響になるとの指摘もある)

 

※彼らのセールストーク

 

カナダの食用虫工場 ASPIRE

カナダでは2022年7月に、世界最大の食用虫工場が稼働を始めた。約40億匹のコオロギを食用に飼育し、年間1300万kgの生産を目指す。

主にペットフード用の生産をしているが、素焼きやシリアルバーの製造も行っている。

 

 

ちなみに、ビル・ゲイツは世界で農地を買い漁っており、アメリカでは全米で1%の農地を取得している。マックのフライドポテトの原料も供給しているらしい。

 

ネットの声

日本でも昆虫食を止めよう!小西文書やLGBT差別禁止法より1000倍重要だ!国会議員は国民が望むことに取り組むべし!(山岡さん)