CBC 報道のチカラ/接種後の死亡や副反応はなぜ?新型コロナワクチンの光と影 国の救済制度の行方は…
2022年12月17日

 

【動画】本日CBCで放送

接種後の死亡や副反応はなぜ?新型コロナワクチンの光と影 国の救済制度の行方は…【報道のチカラ】

 

 

2021年2月17日は、大きな節目の日でした。

新型コロナのワクチン接種が、この日開始。
菅義偉総理(当時)2021年1月 衆議院予算委員会
「ワクチンは感染対策の決め手となる。そして国民の皆さんに安全で有効なワクチンを速やかにお届けしたい」


唯一の有効な感染対策として、国は接種を強く推奨。2022年10月からは5回目も始まるなど、今も「国策」として接種が行われています。
総接種回数は、およそ3億5000万回。こうした中、
「動けなくなって…、息苦しさが続いていたりする」
ワクチン接種後、原因不明の倦怠感でほぼ寝たきりになった人。
「髪が大量に抜けて、これウィッグなんですよ」
脱毛の症状が出た女性も。
Q.舌にこの症状が出始めた時はどんな感じでした?
「痛かったです」


「触ると足はあるが…まったく感覚は無い」
ワクチン接種の後、突然体に異変が起きる人が増えてきました。
さらに、ワクチン接種後に亡くなる人も。
(接種後に夫が死亡した女性)
「お昼時に帰ってきて声をかけたら冷たくなっていて、寝たままの状態で亡くなっていました。本当だったら今も元気に子供たちと暮らせていたのに」
これまで1年以上にわたって、ワクチン接種後に体調不良に陥った男女21人と亡くなった6人の遺族や関係者を取材。
国は「副反応のリスク」を当初から認識していて、治療費や死亡一時金を支給する制度も設けています。
しかし、認められるケースは多くはありません。対象者が生後6か月に拡大された中、ワクチン接種を続ける国の政策は果たして正しいのでしょうか。新型コロナワクチンの光と影を考えます。


1年以上も休職…40代看護師の女性
接種後、体調不良になったという愛知県に住む40代の女性。看護師ですが、もう1年以上休職しています。
Q.点滴はどのくらいの時間するんですか?
「これは24時間です。点滴1本を24時間なので、一日1500ミリリットルです」
体に異変が起きたのは2021年5月。2回目のワクチン接種の後でした。
「お風呂に入ってた時に、体中にすごく大きな15センチくらいの“あざ”。紫斑みたいな赤紫の“あざ”が、全然打った記憶もないのにいくつかできていて、おかしいなって思って。元々は『特発性血小板減少性紫斑病』という病気を持っていたので、
もう治ってたんですけど…」
一時は、血小板の量が正常値の10分の1以下に落ち込み、以前患っていた難病の再発も判明。
すぐに入院治療を受け、血小板の値は回復しましたが、吐き気や味覚障害、息切れなど体調不良はおさまっていません。
女性は、この異変はワクチンによって引き起こされたと考えています。
Q.自分の過去の病が再燃したのは、ワクチンじゃないかなと思っている?
「そうですね、ワクチンだとは思ってます。寛解状態にまでなって落ち着いていたのに、ワクチンを打った数日後に(血小板の値が)今まで見たことがないくらいの値まで下がったので、やっぱりワクチンとしか思えないなって」
そして、深刻な症状を訴える人は他にも。
(接種後 下半身不随になった会社員の40代男性)
「全く感覚は無いし、ここから下が無いような感じ」
名古屋市に住む40代の男性。去年8月にワクチン接種をしましたが、3週間後に高熱が出て、髄膜炎や肺炎も併発。一時意識不明になりました。
その後、一命をとりとめましたが、胸から下の感覚が全くありません。
Q.一番大変だなと思うのはどんな時ですか?
「トイレですかね。肛門付近まで来ると、ある程度、健常者は今出しちゃだめだと(我慢できるが)、僕は我慢が出来ない状態で、肛門まで達したら便が出るばっかり」
自宅の大規模なリフォームも必要となり、医療費も含めかかる費用は1500万円近くになります。しかし、副反応の救済申請は今のところ認められず、ほぼ自己負担になっています。
(男性の妻)
「あんな体になって、何も補償が無いのはもどかしい」
(男性)
「国は『自分自身でなんとかしなさい』と言っているのと同じ」


次々に入ってくる副反応の情報。その取材を続ける中、名古屋市は副反応の相談窓口を医師会と共同で開設。愛知県は、かかった医療費の半額を見舞金として支給するなど、行政も動き始めました。
(名古屋市 河村たかし市長)
「困っていることに応えるのが仕事なので、当たり前だと思う」
(愛知県 大村秀章知事)
「新型コロナワクチン副反応等見舞金を支給する」
ワクチン接種後の皮膚疾患研究で見つかったのは…
こうした中、副反応の仕組みを調べる医師も…
高知大学医学部。ワクチン接種後に起きる皮膚の疾患を研究している佐野栄紀特任教授。
写真は70代の男性患者で、右腕上腕部の皮膚の組織が壊死を起こしています。


他にも帯状疱疹や一旦治っていたヘルペスの再発など、ワクチン接種後に皮膚疾患が起きた患者を何人も診察した佐野特任教授は、患部の組織を特殊な染料で染める方法で調べました。
そこに見つかったのは…
「グリーンに染まっているところが“スパイクタンパク”なんです。ワクチン由来の“スパイクタンパク”が皮膚で見つかった」
皮膚の炎症部分で見つかったのは、ワクチンが作り出した“スパイクタンパク”という物質。
スパイクタンパクは、ウイルスの表面にある“トゲ”のようなもの。人の免疫は、このトゲの形を覚えることでウイルスを攻撃できるようになります。
ファイザー社やモデルナ社のワクチンは、ウイルスの遺伝子データの一部を注入し、ヒトの細胞にスパイクタンパクを作らせることで免疫を生み出す仕組みです。


このスパイクタンパクが炎症部分に集まっていたことは何を意味するのか…
(高知大学医学部 佐野栄紀特任教授)
「スパイクタンパクがバラバラあって、そこで局所で免疫を下げているために、ヘルペスウイルスの再活性化を促している」
佐野特任教授は、ワクチン接種によって体内で作られるスパイクタンパクそのものが免疫力を低下させ、皮膚疾患など様々な副反応を引き起こしている可能性を指摘します。


(高知大学医学部 佐野栄紀特任教授)
「副作用としてのスパイクタンパクの働きは、血栓を作る。局所の炎症を誘発するということもあります」


Q.免疫力下げるなら感染症になりやすくなるのでは?
(高知大学医学部 佐野栄紀特任教授)
ワクチンを打ってる人の方が逆にコロナにかかりやすい。人間の体にとってよくないものですね。その侵入してくるようなものに対するトータルの免疫が、ちょっとおかしくなるという可能性があります。」

 

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