日本人が知らない3つの嘘!憲法・日米同盟・核の傘/伊藤貫先生の講演
2022年11月9日

日本の戦後体制は虚偽に満ちた疑似独立国家
伊藤貫
敗戦後の日本の政治家は(重光葵と石橋湛山を例外として)、誰も日本をもう一度独立国にする努力をしなかった。
吉田、岸、佐藤、中曽根、小泉、麻生、安倍等は、日本が(米政府によって)自主防衛能力を剥奪された状態であることに、平然としていました。彼らはマスコミや国民の前では、自分が「毅然とした国士」や「誇り高き愛国者」であるようなポーズを採っていました。しかし彼らは、アメリカの前に出ると、まるで属国の番頭のような態度で媚びへつらっていました。しかも自民党「大物」政治家の多くは、米政府から秘密の資金援助を受け取っていました。
敗戦後、せっせと「親米ごっこ」を続けてきた日本の保守政治家と保守言論人は、コラボレーショニスト集団(戦勝国にひたすら奉仕する敗戦国民の集団)でしかありません。何故、日本の保守は、「護憲左翼だけでなく日本の拝米保守も、ひたすら売国してきた」という当たり前のことを直視しないのでしょうか。不思議ですね。
敗戦後の日本人は、自己欺瞞しています。
中国・北朝鮮・ロシアは、日本をターゲットとする核ミサイルを着々と増産しています。しかし米政府は、「一党独裁国である中朝露がどれほど多くの核ミサイルを増産しても、2度も国際法違反の核殺戮犯罪の犠牲となった日本人にだけは、自主的な核抑止力を持たせない」という態度です。米政府が提供すると称する「核の傘」や「ニュークリア・シェアリング」は、フェイクです。米政府は、日本人を守るために中朝露と核戦争するつもりはありません。
このような不正で不道徳な対日政策に服従してきた日本は、近い将来、もう一度敗北するでしょう。
自主防衛の義務から逃げ続ける国家は、滅びるのです。

 

 

【動画】

伊藤貫先生が語る 日本人が知らない3つの嘘!憲法 核の傘 日米同盟