知識/Knowledgeへの階梯 ステップ67

2021年10月20日

 

私は自分がこの世界に何を望んでいるのか分かりません。
 
あなたがこの世界に何を望んでいるかわからないのは、あなたがこの世界を理解していないからであり、あなたはまだその苦境を見ることができていないからです。自分がこの世界に何を望んでいるのかわからないということに気づけば、この世界を観察する動機と機会が得られ、もう一度見直すことができます。これは、あなたが理解力を得るために必要なことです。これはあなたの幸福のために不可欠です。もし、あなたがこの世界をありのままに認識せず誤解しているならば、この世界はあなたを失望させるだけです。もし、あなたが自分自身をありのままに認識せず誤解しているならば、あなたは自分自身を失望させるだけです。あなたは働くためにこの世界に来ました。この世界があなたに与えるこの機会を逃さないようにしましょう。
本日はあなたがどんな状況であっても、1時間ごとに練習してください。このアファメーション(私は自分がこの世界に何を望んでいるのか分かりません。)を唱えてから、この真実がいかなるものかを認識しようとしてください。あなたは自分がこの世界に何を望んでいるのかわかりませんが、あなたの知識/Knowledgeは、あなたがこの世界に対して貢献すべきことを知っています。あなたが知識/Knowledgeを、あなたのこの世界に対する願望に置き換えようとしなければ、知識/Knowledgeは妨害されることなく自分自身を表現することでしょう。そして、あなたとこの世界は、その贈り物の大いなる受益者となることでしょう。
 
練習67:1時間ごとの練習です。

翻訳:spiritual-light

【解説】
ここでは冒頭でこのように言っています。「あなたがこの世界に何を望んでいるかわからないのは、あなたがこの世界を理解していないからであり、あなたはまだその苦境を見ることができていないからです。」
あなたの内に眠っている知識/Knowledgeを作動させるためには、この世界の苦境を、この世界に起こっている不都合な真実をありのままに観察する必要があるのです。
多くの人は、この世界での不都合な真実から目を背けてしまっています。
この不都合な真実をありのままに観察してみると、いろいろな真実が見えてきます。
確かに、万物が例外なく被害を被っている害悪が存在する一方で、あなたが不都合な真実とみなしていたものが、実は、あなたが自分自身の狭い視点で自分勝手に裁いてしまって、誤解していたが故に、そのように見えてしまっていたためであることが多いことに気づくことになるのです。
 
実は、多くの不都合な真実が、外界のせいではなく、あなた自身の誤解に基づくものであることに気づくようになるのです。
このことに気づきさえすれば、あなたはこの世界をありのままに観察できるようになり、あなたのちっぽけな視点の枠組みが機能を失い、知識/Knowledgeという公正無私の完璧な認識システムの稼働があなたの内で始まることになるのです。

 


知識/Knowledgeへの階梯 ステップ68

 

本日、私は自分への信頼を失わないようにしよう。
 
本日は自分への信頼を失わないようにしてください。このことをしっかりと維持してください。このことを学ぶ意志を持ち続けてください。結論を出さないでください。開放性と柔軟性を働かせてみましょう。あなたが自分自身の守りを固めようとも、真実は存在するのです。あなた自身が真実の受容者となることを自分自身に許してください。
本日は1時間ごとに、自分への信頼を失わないよう、自分に言い聞かせる練習をしてください。知識/Knowledge、教師の存在、人生の恩恵、この世界におけるあなたの使命への信頼を失わないようにしてください。これら全てのことを肯定するようにしてください。そうすれば、これらがやがてあなたに対して、完全にその姿を現すようになるでしょう。あなたがこれらと共に在るようになると、これらはあなたにとって非常に明白となり、あなたはあらゆるものの中にこれらを見て感じるようになります。この世界に対するあなたの見方は変化することになるでしょう。この世界におけるあなたの経験が変わることでしょう。そして、あなたのパワーとエネルギーの全てが自分自身を表すために統合されることでしょう。
本日は、自分への信頼を失わないでください。
 
練習68:1時間ごとの練習です。
 
翻訳:spiritual-light

【解説】
多くの人は自己を過度に肯定し過ぎたり、過度に否定し過ぎたりしているのです。自己をありのままに正しく認識できていない。自己受容ができていないのです。
自己受容は自己満足や自己否定とは違います。
自己満足は、自己を過度に肯定して自分の嫌な部分を黒く塗りつぶして見えないようにしているのです。自己否定も同じです。自分の内面の本当に見たくない部分を見ないようにするために、自己卑下をしているだけなのです。
この練習で、自分自身をありのままに見て、「自分はこういうものなのだ。」とありのままに受け入れてください。
これが自己信頼へと繋がるのです。
 
あなたは過去世を何度も経て、自己を創り上げてきました。
その成果の総体が、今のあなたとして表現されています。
あなたは、そのような自分の現在の立ち位置をしっかりと正確に見極めた上で、この世でそこから一歩でも進化できたなら、成長できたなら、あなたのこの世でのミッションは成功なのです。
あなたを世間の評価と、他者と比較してあなたの評価を下す必要など全くないのです。
オンリーワンのあなたが、少しでもバージョンアップしたニューオンリーワンに進化できれば、あなたのこの世での人生は大成功なのです。
 
他と比べて自信過剰になったり自身喪失したりすることはやめてください。
今のあなたをありのままに見つめ、今のあなたを信頼して、一歩一歩あなた自身を進化させていけば良いのです。
寝る前に今日のあなたを振り返って、「朝の自分よりこれだけ進歩できた。」と思える毎日を過ごすようにしてください。

知識/Knowledgeへの階梯 ステップ69

 

本日、私は心を静かにする練習をすることにしよう。
 
本日の2回の30分間の練習の中で、心の静寂を達成する練習をしてください。あなたの瞑想を深めてみましょう。瞑想に身を委ねてください。必要に駆られて自分に強(し)いて、瞑想に入ってはいけません。あなた自身を瞑想に入るに任せるのです。瞑想は、あなたの中にある真のスピリットの神殿であり、あなたはそこに自分自身を連れて行くのです。練習期間中は今ここに、ありのままに在ってただ静かにしていましょう。贅沢な空虚さの中に身を置くのです。なぜならば、神は動かないものであるゆえ、神の存在はまず空虚さとして経験されるからです。なぜならば、そして、この空虚さの中で、あなたは全てのものに浸透し、人生に全ての意味を与える存在を感じるようになるからです。
本日は心を鎮める練習をしましょう。そうすれば、あなたは知ることになるでしょう。
 
練習69:30分の練習を2回行う。
 
翻訳:spiritual-light

【解説】
ここまで、何度も心の静寂を作り出して維持する練習を繰り返してきましたが、これは心の静寂を作り出して維持するのはなかなか困難な作業で、何度も練習を繰り返さないと習得できないものだからです。ですから、早急に結果を求めることなく、指示に従って何度も練習するようにしましょう。焦ったら心の静寂は作り出せません。
 
ここでは、心の静寂を作り出すコツが述べられています。以下のようなものです。
*自分自身の努力で心の静寂を作り出そうとしない。
*焦らない。
*結果を求めない。
*ただ成り行きに身を任せて心の静寂が作り出されるのを待つ。
 
こうやって、心が鎮まるに任せる練習をしていると、あなたの動物としての性質が大人しくなってきて、あなたの神としての性質が姿を現してくるのです。
 
動物としての性質
*自他の壁が崩壊して死を迎えることに恐怖する。
*自他の壁を維持しようとする。
*繁殖しようとする。
*死なないように常に外界に注意を払わずにおられない。
*外界の食料、安全な場所、有利な地位、外敵の存在に注意を払う。これ以外は無視。
*だから心が鎮まることはない。
 
神としての性質
*自他の壁を欠く。
*ただ存在しており静寂そのもの。
 
この世界でのあなたのミッションを遂行するには、この動物としての性質と神としての性質を、矛盾なく調和させなければなりません。
つまり、最終的には、日常生活をこなすための通常意識を働かせつつ、同時に、心の内に“静寂の空き”を維持して、いつ来るとも知れない知識/Knowledgeからの気づきを確実に捉えられるようにします。
先は長いので、焦らずにコツコツと練習をこなしていきましょう。

 

ソース:https://www.newmessage.org/wp-content/uploads/pdfs/books/STK_NKL_v1.5.pdf

知識/Knowledgeへの階梯 ステップ69