ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その29 根源的欲望の光と闇
2021年5月8日

【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

【第29回のテーマ】

根源的欲望の光と闇です。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。
 
私たちは聞きたいと思い、注意を払う。この注意を払うというのが、ナーマ(名)の一つの性質です。対象を受け取り、対象を知覚し、対象を知ること。これもナーマの諸性質です。
ナーマは対象のゆえに生起する。対象がなければ、何らの意識も存在し得ません。意識とは、そこに最初からあるものではないのです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の210~211頁から抜粋して引用)

ウ・ジョーティカさんはナーマ(名)の動きについて解説しています。対象=ルーパ(色)に対するナーマの動きを文章から良く分析してみてください。
常に内から外に向かっていませんか?
ナーマには二つあるのです。光のナーマと、闇のナーマがあるのです。
内から外に向かうナーマは、闇のナーマなのですね。
「私」は死ぬのが怖いのです。
消えてなくなるのが怖いのです。
ですから、外敵が近くにいないか常にびくびくしながら、情報を外に取りに行くのです。
飲み食いしないと死んでしまうので、どこかに食べ物がないか飲み物がないか、外に情報を取りに行くのです。
種の保存本能も働いていて、子孫を残さないといけないという衝動が無意識下で働くので、素敵な異性がいないかどうか外に情報を取りに行くのです。
実は、この闇の勢力がインプラントした闇のナーマは、非常に巧妙な光のナーマのクロージャー(隠蔽)システムになっているのです。
いろいろなトラウマも、「私」の心の中に仕込んであるのですね。これも、闇の勢力が仕込んだ巧妙な光のナーマのクロージャー(隠蔽)システムなのです。
 
死の恐怖があるから外ばかりに向かうナーマ。
心の内のトラウマに直面するのが怖いから、嫌だから内に向かうのを嫌がるナーマ。
このクロージャーシステムに気づけば、光のナーマがどういうものかもうお分かりですね?
 
そうです。外から内に向かうナーマこそ、光のナーマなんです。
私は以前から、心の内側を覗いてくださいと言っていました。
「私2」を作って、心の内側を見てくださいと言っていました。
外から内側に向かう視線には、闇のシステムは弱いと言っていました。

そうなのです。
勇気を振り絞って、恐怖を振り払ってあなたのトラウマに直面すべく、心の内側を見続けていると、眠っていた光のシステムが作動を始めます。
 
その最初の産声がこれです。
「Who am I ? 私は誰か?」
インドの聖者、ラマナ・マハルシという方が、このWho am I?の旅路の一部始終を、珠玉の言葉で語ってくれています。
そんなに長い文章ではありません。日本語版もあります。
下にリンクを貼っておきますので、読んでみてください。
参考になると思います。
https://www.sriramanamaharshi.org/downloadbooks/whoami_all_languages/Who-Am-I-Japanese.pdf

 

by spiritual-lightさん

ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その29 欲求現象の光と闇