ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その24 本当の思考の使い方を学ぶ
2021年5月3日

【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

 

【第24回のテーマ】

本当の思考の使い方を学ぶです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。
 
何か美しいものを見ると、それはあなたの気づきを惹きつけます。それはあなたの意識を惹きつける。あなたはもっと見たいと思い、注意を逸らしたくないと思う。その対象、その感覚と、もっとともにいたいと思うのです。
あなたはそうしたイメージ、そうしたルーパ(物質)が、意識を惹きつけているのがわかる。だからあなたは、心をその対象へと向けるのです。これは心を転換し、意識の方向を与える心の要素です(アビダンマにおいて、これは作意と呼ばれます)。
そこであなたは、対象のゆえに、心が対象へと向くことを知る。何かがはっきりと見えない時、あなたはそれを見ようとします。そこに、何かがそこにある。そのように、あなたに見るように仕向けているものは何でしょう?対象による誘引です。心、意識は対象に惹きつけられる。この対象が、何らかの力をもっているということが、あなたにはわかります。それは意識を惹きつけるのです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の164~165頁より抜粋して引用)

前回の連載で、「対象」と「私1」との間の直線から「私2」をずらして、「対象と私1との間の相互作用」を「私2」から観察する“法随観”のお話をしましたが、ウ・ジョーティカさんは、この“法随観”でこの相互作用の観察を行っています。
まずは“法随観”の事始めとして、まだまだ甘い段階の初心者的な観察結果について話をしています。次回以降、観察が深まっていきますのでお楽しみに。
以前の記事で “考えずに知覚するをマスターする。”というお話をしました。それで、私たちが日ごろ使っている“考える”という行為は、過去の知識と経験というデータベースを参照しながら、今観察している現象を解釈するという行為なんですね。これは、闇の勢力が我々の成長を、アセンションを抑止するために仕込んだインプラントが働いている状態での思考なんです。
この思考だと、毎日毎日過去の経験を繰り返すだけなんです。進歩できないんです。アセンションできないんです。
それで、今日は“本当の思考の使い方”を学んでいただきたいと思います。プレアデス人が言っている“知覚する”ということをマスターしていただきます。
まずは、邪魔者を黙らせないといけません。考えるのを一旦やめてください。“インプラントが働いている状態での思考”を止めるのです。
そう簡単に止まるものではないですが、そのうちだんだんとできるようになりますから、毎日毎日やってみてください。
“法随観”視点を確保した上で、相互作用という現象を観察しながら思考を止めてみてください。ぼーっとしていてはダメです。集中して、意識が明晰なまま思考を止めるのです。
これができるようになると、思考が止まった状態で“法随観”していると、何か気づきがやってきます。稲光のように、瞬間的ですけど気づきが来るんです。これが英語でinspirationとかintuitionとか言うものです。日本語では、霊感とか直感とか言っているものです。
思考が止まってないと本当に気づけないんです。本当はだれにでも来てるんですよ。でも、思考で波風が立ってるから、この“気づき”が起こす瞬間的なごく小さな波風に全く気づけないんですね。ですから、あらかじめ思考の波風を静めておかないといけないんです。
 
思考を止めるというのは、こういう意味合いがあったんです。
 
この“気づき”はハイアーセルフからの贈り物です。ハイアーセルフと繋がるというのは、この“気づき”を受け取るということなんです。“気づき”は決して過去の産物ではありません。それはまさしく“今”の経験なんです。過去と決別して新しい自分を形成していく、アセンションしていく自分を作ってくれる、大切な大切な光なんです。
 
でも、この光は、瞬間的に光ってすぐ消えてしまうのですね。ですから、デジタル写真に撮って保存しておかないといけないんです。そうやって、データベース化しておかないと、将来にわたってこの貴重な気づきを自分の人生に生かせないんです。
このデジタル写真に撮って定着させるために、“思考”を使うんです。これが“本当の思考の使い方”なんです。
これができてくると、過去の知識と経験のデータベースが、次々とアップデートされるようになってくるんです。
間違った思考をやっていた間は、このデータベースは常に古いままだったのですが、思考を止めて“気づき”を得て、それを定着させる思考を作動させるということを繰り返せるようになると、データベースが恒常的にアップデートされるようになってくるのです。
毎日毎日あなたは、新しい自分として生まれ変わります。アセンションできる自分へと変われるのです。
さあ、アセンションできる自分へと生まれ変われるコツをつかんだら、法随観を深めていきましょう。更なる“気づき”に気づいていきましょう。

そうやって、闇の勢力が仕込んだインプラントを崩壊させるのです!


by spiritual-lightさん

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