ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その23 多次元的視点を経験する
2021年5月2日
【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。
【第23回のテーマ】
多次元的視点を経験するです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。
絨毯を、考えることなしに見て、そして思考が止まったら、私は自分が見ているものに気づいているのです。つまりは色と模様ですが、模様でさえも、一種の組み合わせではありますね。もう私は、絨毯のことを考えない。すると絨毯は、もう存在しなくなるのです。
存在するのは、ただ私が見えているものだけ。異なった色があるだけで、絨毯はもうないのです。このレベルまで到達した時、あなたはパラマッタにふれている。
解釈と反応をやめるに至るまで、これを長いこと続けてください。
そうしてあなたは、存在するのが対象と気づきだけであることを知るでしょう。
気づきは対象ゆえに起こる。
あなたはこのことを両面から見る。
ある時は対象を見て、そこに対象があると知りますが、これは気づきです。
対象ゆえに気づきがあり、気づきがあるからこそ、そこに対象があると言い得る。
あなたは気づきにも気づくのです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の162~164頁より抜粋して引用)
闇の勢力が我々に仕込んだ“恐怖システム”“吸引システム”というインプラント、“恐怖”や“奪い”という現象を発生させるのに都合がいいように現象や対象を“解釈”してしまうシステムを、解除するための瞑想が新たな局面を迎えています。
肉体に固着した「私1」の他に、肉体の外に「私2」を確立して「私1」の内側を見る視点を確立すること、「私1」の心、精神、感情、思考などの内的現象を見るお話をしましたが、この視点で瞑想することをブッダの瞑想システムでは“心随観”と言っています。
今回は更にバージョンアップした視点を、ウ・ジョーティカさんは紹介しています。
今までは「私2」は、対象と「私1」の直線上に存在していて、「私1」の内部に発生する現象を観察していたんですが、「私2」をずらしてみましょうか。
「対象」と「私1」を結ぶ直線から「私2」をずらしてください。そして、「対象」と「私1」との間に繰り広げられる相互作用を観察するのです。その間のエネルギーのやりとりを観察するのです。
こういう瞑想の仕方を、ブッダシステムでは“法随観”と言っています。法=法則を観察するんですね。諸行無常や諸法無我を理解するための、基本的な視点になります。
これができるようになると、自由自在に「多次元的自我」を移動できる準備が整うのです。
これを安定的に確立できると、「私1」に生じる数々のネガティブな感情なんて、ほとんど発生しなくなります。とてもとてもとても静かな境地です。初夏のそよ風のように心地よいのです。
これができるようになると、アセンションはもうすぐそこです。
by spiritual-lightさん