ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その13 進歩のない気づきと進歩する気づき
2021年4月22日

【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

 

【第13回のテーマ】

進歩のない気づきと進歩する気づきです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。

心を概念ではなく、感覚に留めてください。
呼吸というのは、実のところ概念であり観念です。
最初のうちだけは、数を数えるか、あるいは「吸う」、「吐く」と唱えることを試してみましょう。

しかし、しばらくしたら「吸う、吐く」という言葉を手放し、数えることも手放して、何らの観念も挟まずに、ただ呼吸とともにあるように努めてください。
 
瞑想には二つの部門があります。
第一の部門は、心を散動させないために、それを落ち着かせ、
集中力(禅定)を育てること。
思考を静めて、
心を一つの対象に留めることです。
これが最初の対象、瞑想の最初の目的です。
 
第二は、これがより重要なのですが、
物事のありようを理解すること。
それを現実と呼ぼうと何と呼ぼうと構いませんが、

とにかく、物事のありようを理解することです。
感覚、思考、感じ・・・
物事を、それがあるままに、理解することです。
瞑想し、心をあなたが本当に直接的に経験しているものに留めれば、
それらは全て消失します。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の78、81、82〜83頁より抜粋して引用)

頭で考えるのではなく感じてください。
あなたは何かを見聞きしました。その瞬間に思考が浮かんできて、解釈する様子をじっと観察してみてください。
見聞きしたのは何ですか?
その枠組みは広いですか?狭いですか?
その枠組みは、時空にへばりついた不自由な枠組みですか?時空を超越した自由な枠組みですか?
解釈とはどういう現象ですか?
解釈には何と何が関わっていますか?
解釈していると、どんな感情が沸き起こってきますか?
そうやって、対象と自分との相互作用をひたすら観察してください。
できるだけ解釈から離れて、ありのままを観察してください。
観察の解像度をどんどん上げていってください。
 
解釈とは、ありのままの情報から一部を切り取ることです。
その一部を、過去の知識・経験の枠組みにはめ込んで変形させてしまうことです。
この変形した情報を思考して、言語という記憶容量を取らないテキストファイルに置き換えることです。
未発達の脳ではこれしかできないのです。
 
上に書いてある訓練を地道に続けていると、脳が鍛えられ、今まで使っていなかった脳の機能が覚醒を始めます。
ありのままをそのまま認識できる脳が誕生します。
その脳でしか捉えることのできない世界・・・
解釈される前の、生の波動の世界があることに気づいてください。

解釈された結果を受け止めるのと、解釈される前の生の波動の情報を受け止めるのと、何が違うのか?
それを感得することが真の平安へと導くのです。闇の支配者のくびきから脱するということになります。
 

by spiritual-lightさん

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