ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その7 話す前に一呼吸置いてみる
2021年4月16日

【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

【第七回のテーマ】

話す前に一呼吸置いてみるです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。

あなたが話す内容もとても重要です。心が落ち着かなくなるようなことを話してから座ったならば、あまりよい瞑想にはならないでしょう。話したことが心に大変な影響を与えるというのは、全くもって自然なことです。
私は、あなた方に理想の日常を送らせようとしているわけではありません。そんなことは不可能です。しかし、気づきを保っておけば、どのように何を語るかが、あなたの心に影響を及ぼし、また瞑想に影響を及ぼすことを、あなたは知ることになるでしょう。
何か不健全なこと、つまりあなたを欲深く、怒らせ、あるいは動揺させるようなことを語った場合、そうすることであなたは望みを失い、鬱っぽくなって、それは瞑想にも影響を及ぼします。可能であれば、何かポジティブなこと、前向きなことを語りましょう。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の56〜57ページより抜粋して引用)

起きている間中、常に自分の心の動きが観察できている状態が確立できさえすれば、もう、ほとんど怒り、憎しみ、不安、焦り、嫉妬、嘲りなどのネガティブな感情が生じなくなるのですが、そこまで行くには段階を踏む必要があります。
最初のステップとして、自分が何か喋ろうとした時に、一呼吸置くことをお勧めします。つまり、喋る前に「本当にこんなこと喋っていいのか?」と考えてみるのです。最初はこれもできないものです。でも、こういう気構えでいると、喋ってしまった後で、「あれ、これはまずかったな。こんなこと喋っちゃったから、あの人すごく傷ついてしまったみたい。」と反省ができる回数が増えてくると思います。これが気づきの第一歩なんですね。
こういう反省が結構な確率でできるようになって来ると、喋る前に「ちょっと待てよ。」と、一呼吸置けるようになってきます。

こうなると、だんだん自分の喋りで人を傷つけることがなくなってきて、それが回り回って、他人から売り言葉に買い言葉で復讐されて、自分が傷つく回数も減ってきます。自分が傷つく回数が減るって、素晴らしいことじゃないでしょうか。
それで、今度は喋りたかった時に、ストップをかけた時に発生している心のわだかまりにも気づくようになるのです。気づきが深まるんです。こうやって段階を踏んで、気づきが段々と深まっていって、最終的にはほとんどネガティブな感情が発生しない素敵な心が完成するんですね。

どんなに困難に思える道も、まず一歩進めばそれは前進なんです。この一歩が大事です。

一歩一歩前に進んでいかないと目的地には到達できません。
皆さん、毎日一歩一歩進んでいきましょう。
 

by spiritual-lightさん
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