ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その4 利他愛で自我の壁を揺さぶってみる
2021年4月13日

【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

【第四回のテーマ】

利他愛で自我の壁を揺さぶってみる、です。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。
 
どんな生き物に対してでも、親切にしてやることは人を幸せにします。それには心の栄養がたっぷりで、あなたの実践を助けてくれる。可能な限り親切でいるようにしてください。
人生に必要なのはバランスです。
私たちには、自分自身のための時間と、他者のための時間が必要。
自分自身のためだけに生きていたら、満足することはできないでしょう。
もしあなたが本当に幸せになりたいなら、やり方は何であれ、他者の幸せを助けてください。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の32〜33ページより抜粋して引用)

根本創造神(ソース)というのは、シントロピー=無秩序から秩序へと向かうエネルギーの流れと、エントロピー=秩序から無秩序へと向かうエネルギーの流れのバランスを変えて、自分自身から差異を流出させることにより、宇宙や生物を創造してはこれらを無に帰するというサイクルを、気の遠くなるほど長い周期で繰り返している存在なのです。
私たちも、このシントロピーとエントロピーの中で生きている存在なのですね。
私たちには自我があります。
自我は自分の壁を作って、自他の区別を作るのです。
放っておくと、エントロピーの作用が優って、自他の区別が崩壊してしまうのです。
自我はこれが怖いので、一生懸命、他から自へエネルギーを取り込んで、シントロピーを自我の中で維持しようとするのですね。

これが、死への恐怖に根ざした自己保存能というやつです。
煩悩の正体です。
 
でもですね。
実はとっても楽チンな、自我の中のシントロピーを維持する方法があるのです。
これには、マイスター・エックハルト(1260頃〜1328頃)という中世のローマ・カトリックの神学者が気づいていたのです。
この方は平たく言うと、エネルギーを取り込むのではなくて、出し切って空っぽになると自我=無になると神=無からエネルギーが溢れんばかりに入ってくるという感じのことを言っているのです。
こんなこと言い出したので、当然のことながら、闇の支配者アルコンの属国ローマ・カトリックの時の権力者から、異端のレッテルを貼られて、彼の死後しばらくの間は彼の著作は禁書になっていたのです。
今は、岩波文庫などで読むことができますので、興味がある方は読んでみてください。

本来、ソースというのはまずエネルギーを放出してから、取り込んで宇宙の創造と破壊を繰り返しています。
だから、エネルギーは出してから取り込むのが正解なのです。
正解ですから、この方法を取るととっても楽チンなのです。
 
しかしですね。
闇の支配者アルコンは、恐怖というネガティブエネルギーを栄養源にして生きているので、地球上の生き物に遺伝子操作して、エネルギーを他から取り込んでシントロピーを維持するシステムに切り替えてしまったのです。
こうすると、全ての生き物から死への恐怖というネガティブエネルギーを首尾よく摂取できるのです。
私たちはこのアルコン方式の、ソースとは真逆なエネルギーの扱い方をしてシントロピーを作っているので、生きているのがとっても苦しいのです。

だからですね。
ウ・ジョーティカさんは、利他愛を実践してエネルギーを逆流させてみなさい、とアドバイスしているのです。
こうすると、不思議なことに、エネルギーが自然と入って来はじめます。
最初はちょっぴりだけですけどね。
 
でもね。
それだけでも、とっても気持ちよくなるのです。
でも、自分の内を常時観察する訓練ができてないと、これに気づけないのです。
外ばっかり見ているアルコンに操作された視点、自己保存能の視点に囚われていると、利他愛は損したとしか捉えられないのですね。
だから、自己の内面を常時観察する視点を育てる訓練をしながら、利他愛を実践してみてください。
自我の壁が揺さぶられるのを感じるはずです。
そうして、これを実践し続けていると、やがて、自我の壁がいつの間になくなっているに気づく時が来ます。
別次元の自我の壁に取って変わられているのに気づきます。
あなたが、生きとし生けるものと一体になっているのに気づきます。
こうなってみると、利他愛なんてとっても簡単なのに気づくのです。
私と生きとし生けるものの間に自我の厚い壁があって、別々だったのが、いつの間にか、私は生きとし生けるもので生きとし生けるものが私になるのです。
 
全てが「あ・な・た」になるのです。
自我の壁が広がっちゃったのです。
 
こうやって自我の壁を広げながら、最後の最後にソースそのものになるのが私たちの宇宙への旅の最終目標なのです。
ソースは皆さんの帰還を、首を長くしてお待ちです。
帰還したら一杯抱きしめてくれます。

至高の幸福が待っています。
 

by spiritual-lightさん

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