ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その2 まずは心を整える

2021年4月11日

【はじめに】

イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

【第二回のテーマ】

まずは心を整えるです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。
 
私たちが考えることのほとんどは、欲望、怒り、プライド、嫉妬、妬みといった不健全なものです。一日を通じて、自分の考えていることに、それをコントロールしようとすることなく、自覚的でいるよう努めてください。誰かや何かについて不健全なことを考えていることに気がついたら、それを違った角度から眺めてみて、そこから何かを学びとり、それに対してポジティブな態度を取れないかどうか検討するように努めること。可能な限り、ポジティブなことを考えることを決めるのです。
これら全てのことが、瞑想の準備なのです。一日中不健全なことを考えておきながら、それから座って瞑想し、安らぎと幸福を期待しても、そんなことは不可能です。あなたは心の準備をしてこなかったわけですから。ポジティブに、健全に考えるということは、適切に熟考し考えるということです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」新潮社の28ページより抜粋して引用)

不健全な考えというのは、根本的には幻に過ぎない「私」という概念を、永遠に維持拡張しようとする執着に由来していて、「私」への執着が弱まれば弱まるほどこのような考えに陥ることがなくなってきます。でも、このことに本当に気づくのは、瞑想がかなり進んだ段階ですので、今はそんなものだと頭の隅に入れておく程度にして先に進みます。
ウ・ジョーティカさんはまず、「コントロールするな」と言っています。ここに至るまでには、実は二つのステップが必要です。

一つ目は、「不健全なもの」がいかなるものか?を、あらかじめ正しく知っているということです。「不健全なもの」を正しく理解していなければ、それをコントロールすべきかすべきでないかの判断がつかないわけですね。
二つ目は、自分が不健全な考えを今抱いていると「気づく」ことです。気づかないことにはコントロールもへったくれもありません。不健全な考えを放置し続けることになります。
まずは、ブッダが不健全な考えとはいかなるものだと言っているかを、覚えておいてください。ブッダは、不健全な考えを五蓋(ごがい)として五つに分けて分類しています。五蓋は以下のとおりです。

貪欲(とんよく…渇望、欲望)
瞋恚(しんに…怒り、憎しみ)
惛沈・睡眠(こんちん・すいめん…倦怠、眠気)
掉挙・悪作(じょうこ・おさ…心が落ち着かないこと、後悔)
(ぎ…疑い)

これらは本来、上から順に①「引力」、②「斥力」、③「停止」、④「引力、斥力、停止のスイッチのオン・オフ」、⑤「①〜④の合成」ということになって、本来なら良くも悪くもないエネルギーの状態を表してしるのですが、「私への執着」の下では、これらが制御不能の暴走状態に陥って、貪欲、瞋恚、惛沈(怠ける、サボる…本来、煩悩の脱却に向けて努力精進をしなければならないのですが、そのような変化(苦労)をしたくないわけです)・睡眠(注意力散漫)、掉挙・悪作、疑(警戒し過ぎて動けなくなる、いわゆる異なるエネルギー同士の膠着状態)になるのです。
この五蓋を字面でイメージしていただいて、頭に叩き込んでおいて、今度は自分の心のリアルタイムのモニタリング、いわゆる「気づき」が出来るだけ持続するよう心がけていくわけです。そして、絶えず自分が五蓋に陥っていないかどうかを注視していくわけです。

で、この五蓋の状態に自分が陥っていることに気づいた時、それを「コントロールするな」と言っているわけですね。
実は、コントロールするということは、それは「瞋恚」なんですね。受け取りを拒否しているんです。五蓋をコントロールしようとすると、いつの間にか「瞋恚」を育ててしまうわけです。ミイラ取りがミイラになってしまうのです。
ただ、「自覚する」だけでいいのです。それだけをやっていくようにしてください。
こうして行くと、自分の中の五蓋の発生にすぐに気づくようになり、五蓋による支配がだんだんと弱まってきます。心が健全になってきます。心がポジティブになってきます。
無理に不健全を健全にもっていこうとすると、それはコントロールであって、いつの間にか心が不健全になってしまうので、あくまでも、「五蓋への気づき」を淡々とやってみてください。

それだけで良いのです。
これが出来るようになって初めて、正しい瞑想が出来るようになるのです。

コブラのレジスタンスムーブメントに参加して日々の瞑想を行なっている方々は、これらの瞑想はポジティブなエネルギーを発して地球や銀河連合を援助しようとしているのですが、上述した心の準備が整っていないと、実はネガティブなエネルギーを発していることになり、地球や銀河連合の足を引っ張り、闇の勢力に好物のエネルギーを供給することになるので、しっかりと心の準備をして、心が健全な状態で瞑想に参加するようにしてください。
心がネガティブだと気づいたなら、そして、それがポジティブな状態にならないのなら、その日の瞑想はお休みにして、心身を休めた方が良いでしょう。
プロスポーツ選手でもプロの音楽家でも、体調不良で棄権ということはしばしばあります。
 
まとめると、ポイントは
①五蓋のイメージを頭に叩き込んでおくこと
②心を絶えず眺めていられるように、だんだんとその期間が長くなるようにしていくこと
③心に五蓋が現れることに気づけるようになること
④五蓋が現れてもただ眺めるだけにして、決して抑え込もうとしないこと

です。
 

by spiritual-lightさん
ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その2 まずは心を整える