トランプ逆転のカギは最高裁より州議会にあり

2020年11月11日


■各州の状況(日本時間:11日AM9時現在)
・集計中:ノースカロライナ(ほぼ確定)、アラスカ
・再集計決定:ウィスコンシン、ジョージア(手作業での開票を申し出中)
・訴訟/係争中:ペンシルベニア(USPSの告発)、アリゾナ、ミシガン(朝4時問題、USPS、システム問題)、ネバダ

■マーク・レビンのツイッター
※マーク・レビンは、弁護士、ベストセラー作家、ラジオ司会者、共和党支持者である。


「各州共和党議員の皆さん、選挙人を選ぶ権限を持っているのは、選挙委員会でも州務長官でも州知事でも裁判所でもない。それは州議会なのです。」

と、彼はメッセージしている。
実際に大統領を選ぶ権利を持っているのは"選挙人"です。その"選挙人"を選ぶための選挙を、先日の11/3に実施しました。
でも本当は、選挙人を選ぶ権限を持っているのは、州議会(州議会の議員達)であると、このメッセージは言っている。どういうことなのか?

■合衆国憲法第2章第1項3条
「各々の州は、その立法部が定める方法により、その州から連邦議会に選出することのできる上院議員および下院議員の総数と同数の選挙人を任命する。」
と書かれており、これだけでは意味は判らないが、要は・・・
「選挙人を選ぶのは、一般有権者でも選挙委員会でも州務長官でも州知事でも裁判所でもない。州議会である。」・・・ということを言っているのだ。
州議会が選挙人を選ぶということなのだが、実は合衆国憲法には、選挙人は、今実施している11/3の選挙のように一般有権者が選ぶとは書いていない。州議会が選ぶと書いてあるのだ。


合衆国憲法は民主主義が未発達の時代に制定されており、当初はそうだった。しかし、民主主義が発展する段階において、"慣例"として始めた仕組みが、今続いているだけなのだ。

<スケジュール確認>
・11月3日: 一般有権者投票(選挙人を決める)
・12月8日: 開票作業期限(この日迄に各州の選挙人を確定させる)
・12月14日: 選挙人集会(決定した選挙人が投票する)


※しかし、再集計や訴訟等で12/8までに選挙人が決まらない場合は、州議会で決定する。

今揉めている州議会の中で、以下4州
「ペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガン、ジョージア」 ※どこも僅差
この州議会は共和党が多数である→これでいくとトランプ逆転勝利。
(※とはいえ、州議会でも揉めて決まらない可能性もある)

■最高裁でも州議会でも決められない場合
トランプは、9/26のラリー(演説会)で、こう言っていた。
「私は本当は最高裁で決着をつけたくはない。下院で共和党が26票、我々が有利だ。」

最高裁でも決着がつかず、州議会でも決められない場合は、
翌年の1/6の連邦議会で、下院で大統領を選ぶ(上院で副大統領を選ぶ)
(今の下院議員選挙の状況は、過半数は民主党が獲る見込みだが、州の数では共和党が既に勝っている。26州を確保している。)

■11/9 「The Blaze」の記事
民主党が下院過半数をとっても、ペロシは下院議長から降ろされる。
この記事は、共和党のトップが語っている内容。

今回の大統領選で、民主党が掲げた政策(極めて左寄りの政策)に対して、民主党議員の中から不満や反発が多数出ている。そして、実際に民主党の下院は票を減らしている。
下院議員の不満は、そのトップであるナンシー・ペロシに向かっている。
民主党が過半数をとったとしても、下院議長を決める投票で、民主党の全員がナンシー・ペロシに入れないだろう。(造反者が出る)→ペロシは過半数はとれないだろう。
 

そして、連邦議会の下院で大統領を選ぶ方法は、"各州1票"なので、共和党が有利である。

 

■もう一つの裏技は「反叛乱法」

1807年に可決された「反叛乱法」というものがある。今回民主党が選挙でやっている不正工作は、米国の民主制度を根本から転覆しようとしていることであり、これは叛乱罪だ。

民主党がやっていることは、トランプを失脚させるだけでなく、米国の政治制度を覆そうとしているわけだ。もし、国家の法律を破壊して国民の権利を奪うことを企てる陰謀が出現したら、大統領は「反叛乱法」を根拠にして、州兵と海兵隊を含め、連邦軍隊を出動して社会秩序を維持することができる。これは、「反叛乱法」が大統領に与えた大きな権利です。

→LJさんの予言から考えると、この可能性も大いに有り得ます。

 

【参考動画】

マクナニー大統領報道官 「メディアは自身の職責を真摯に履行すべき」

ペンシルベニア州アレゲニー郡の68万票は、選挙監視人の立ち合いが許可されない状況で集計された。これは本来メディアが追及すべき問題だ。我々が望んでいるのは、真相、透明性、公開性だけだ。

残念ながら我々は今、本来あなた方が追及すべき問題について追及している。