2025年5月の茶遊記Vol.91「爽やかな径山紅茶・琲珀流韵」の編集後記です。
杭州Naviからの続きなので字数が限られているため裏情報をこちらに綴ります。
この茶葉は全て芽だけを摘んでありました。
これは2025年に金骏眉が紅茶として初めて試した摘み方です。
中国紅茶は「紅色」を基準に評価します。
第一泡はオレンジ色でしたが、第二泡でかなり色がうすい黄色になりました。
原因は、元の茶葉が緑茶に適した茶種のせいかもしれません。
先日お会いした闽北の茶農家さんは烏龍茶の茶葉を紅茶に試していますがいくつか向いていない茶葉があるそうです。ただし、そういう茶葉の方が烏龍茶としてはとてもいい茶ができるそうです。
今回は久しぶりに(12年ぶりぐらいです)径山寺に行ってきました。
2022年「径山茶宴」が中国の伝統的製茶技術と関連風習としてユネスコの無形文化遺産に登録されたせいか見違えるほど観光地として整備されていました。以前訪れた時は素朴でお坊さんがわざわざ径山茶を淹れて接待してくれたのですがどこの場所だったのかわからないぐらいです。(詳しくは杭州Navi2021年1月号)
「径山茶宴」がどのように日本へ伝わったのか歴史が展示されていました。
日本から僧侶が修行にきたのがきっかけ。
聖一国師(1202−1286)は1235年入宋、1241年帰国。茶の種を持ち帰り故郷の静岡へ植えたと伝わっています。南浦紹明(1234ー1308)は1259年入宋、1267年帰国。茶宴を体験し、茶典、台子等の茶道具を持ち帰り、これが村田珠光から千利休へと続く日本茶道の確立につながったとありました。
(栄西との繋がりについて今回の展示では触れていませんでした)。
径山寺に行くと「径山茶宴」の動画を見ることができます。奈良の西大寺「大茶碗会」で使用するような大きい茶碗に抹茶を立てています。当時は一つの茶碗から回し飲みしたかもしれないですね。日本の濃茶はそうだったようでしたから。
径山寺へはバスも出ていますが本数が少ないので車で行きました。
車酔いのある方は注意してお出かけください。
寺までの曲がりくねった道は車酔いします。
(三度行って三度とも酔いました)。
途中、観光センターで駐車して無料のバスに乗り換えて寺の近くまで行きます。
径山寺から向こうの山を撮影。お寺はかなり高いところにあります。

