◎まずは谷啓さんの急逝。ショックです。クレージー・キャッツの大ファンとしては、メンバーの皆さんがどんどんあちらの世界に行ってしまうのがつらいですね。
映画関係の話としては、東宝での谷さんの主演作は、喜劇なのにシュールな作風のものが多かったのですが、これは当然、谷さん自身が考案されたギャグにも通じるものがありますね。
合掌~ン(ふざけてません。私なりに敬意を表しているつもりです)
◎ここからは地上波の洋画劇場関連ネタ。ちょっと毒入りです(苦笑)。
昨夜は『バンテージ・ポイント』。大統領暗殺事件を複数
の目撃者の視点から描いた作品。視点が変わるたびにいちいち時間が巻き戻る(?)のがちょっとウザいですが、その度に事件の真相が少しずつ明らかになっていくところが巧いですね。脚本の出来が良いんですね。
◎で、今夜は『デイ・アフター・トゥモロー』(以下『DAT』)。
さして華がないのになぜかハリウッドの大作の主演で重宝がられるデニス・クエイド。その彼の主演作が2夜連続でテレビの洋画劇場にかかるという異常事態(笑)。
◎『DAT』にしても昨年の『2012』にしても、ローランド・エメリッヒの自然災害ものって、確かに見せ方が上手いせいもあって中盤まではものすごく盛り上がるんですが、後半は話が進むに従ってどんどんつまらなくなるという共通点があります。パニック映画大全集状態でサービス過剰気味の分だけ、『2012』の方が面白かったな。
◎この2本のもう一つの共通点は、必ず日本が登場して被害に遭うこと。もしかして、例のイグアナの化け物の映画が酷評された恨みか?それは、ゴジラのキャラクターの本質を理解してなかったあなたが悪いのよ(爆)。