「タンクマに載せるから、主要部門を予想しろ」と、原稿の入稿のどさくさに紛れて言われたので、時間がないこともあってテキトーに予想しておりました。

「私ならこれにやりたい!」というのと、実際にオスカーを獲得したのは、まあほとんど一致しません。「何でコイツに?」というのがほとんどのバカデミー賞なので、当たらないことを前提に作品を挙げました。今年も「どうせ『アバター』が獲るんだろ」てな具合で、「当たって欲しくない予想」をしました。

いや、それよりも、ノミネート作品の大半はまだ観てない映画。そんなもんでまともな予想なんかできるわけないじゃん、と完全に投げやりで選んだのですが・・・。

ただ1部門だけ、「これだけは当たって欲しい!いや、もしかすると当たるかも!」と思って挙げたのが助演男優賞。『イングロリアス・バスターズ』のランダ大佐こそは、「すごく悪くて手強いけど、知的で紳士的」という、ヒッチコック映画や007にも通じる「娯楽映画的に完璧で無敵の悪役」!それを見事に演じ切ったクリストフ・ヴァルツにオスカーやらんかったら、本当にバカデミー賞だ!と思っていたら・・・ホントにこれだけは当たってくれました!いや、これだけ当たれば十分!(『アバター』が獲らなかったのもよかった)

あ、長編アニメと作曲賞で『カールじいさんの空飛ぶ家』が獲ったのもよろしい。特に作曲賞!こうなると、配信限定じゃなくて、ちゃんとサントラCD出さんとイカンでしょう!