公開を待ちに待った映画『梟』
全国に遅れること、二週間!やっと近くで上映。例によって妹と出かけてきました。
盲人だが優れた針術実力を持ったキョンス(リュ・ジュニョル)は、オウィ(御医)イ・ヒョンイク(チェ・ムソン)にその才能を認められて宮殿に入る。

▼その頃、人質として清国に引っ張られて行ったソヒョン(昭顕)セジャ(世子)(キム・ソンチョル)が、8年ぶりに帰国して、インジョ(仁祖)(ユ・ヘジン)は、息子への嬉しさもしばらく、正体が分からない不安感に包まれる。

▼そんなある夜、闇の中では、かすかに見ることができるキョンスが、ソヒョン(昭顕)セジャ(世子)の死を目撃することになって、真実を知らせようとした途端、もっと大きな秘密と陰謀があらわれて、命まで危険な状況に陥る。

▼息子の死後、インジョ(仁祖)の不安感は、狂気に変わって暴走し始めて、セジャ(世子)の死を目撃したキョンスによって関連した人物の素顔が徐々にあらわれることになる。(出処:報道資料)
丸ごとお借りしました。🙇

朝鮮王朝実録に書かれた一文~朝鮮に戻った王の子は、ほどなく病にかかり、命をおとした。彼の全身は黒く変色し、目や耳、鼻や口など七つの穴から鮮血を流しさながら薬物中毒のようであった。~

この歴史的事実をもとに、盲目の鍼師を登場させ、ダイナミックなミステリーに仕立て上げる韓国エンタメの力には感嘆しかないです。
難しい役を見事に演じきったリュ・ジュンヨル君には惜しみ無い拍手を。👏👏
庶民顔のユ・ヘジン氏の王様ってどうよ、なんて不遜にも思っていた私をお許しあれ。
後半の狂気な様は、さすがの演技派、お見事でした。
ドラマや映画で描かれる昭顕世子は、総じて賢く開明で進取の気に優れた人物。
今作でも同じで、それ故に王に疎まれるという悲劇の人。
演じたキム・ソンチョル、あのポプチャの俳優だと知った妹がビックリしてたわ。おねがい
ギョンスの秘密を知った世子とのシーンには涙でした。えーん
ギョンスの指導医師を演じたパク・ミョンフンさんもいい味を出されてました。✌

絶賛しかないのですが、何しろ闇夜が舞台。ほぼ全編薄闇の中なので、近頃とみに暗さに弱くなった私、目を凝らしすぎて疲れたぁ。滝汗

ここからは余談。
朝イチで映画を観て、感想など語り合いながら美味しいランチをし、夕食の買い物を終え家に帰ったら鍵がない。ガーン
車の鍵と同じキーケースに入れていたのが、いつの間にかフックから外れていたらしい。車の中、鞄の中探してもない。又々映画館、ランチの店、スーパーと戻って駐車場を探してもない。
仕方なく、家人が戻るまで待つしかない。およそ5時間、スーパーを彷徨いたり、本屋で立ち読みをしたり、車の中で居眠りしたり…ガーン
時間潰しがこんなにも辛かったことは無かったわ。

今日、映画館から電話。鍵は駐車場に落ちていたのを親切な人が届けてくださっていた由、やれやれの顛末でした。
役立たずのキーケースは、お払い箱にしてやりました。プンプン