仕事復帰第1週目をなんとか乗り切りました。
休憩中以外泣かなかったけれど、
何がきっかけで大波の悲しい感情が
来るのかはわかりません。
ラジオからの思い出の曲、旦那さんと同じ
BODYスプレーの匂い、携帯電話の着信音、
旦那さんと同じ誕生日の患者さん。
投薬前、採血前に何十人もの患者さんのIDを
確認するので時々同じ誕生日の人が続きます。
第1週目でやったー!すごいぞ自分と思った事
が一件。点滴針百発百中というので
しょうか、全員一発でいれました。
3か月休んでたので、最初の週は勘が戻るのに
時間がかかるだろうと思ってました。
旦那さんが病気になってから、特に
血管探し、点滴等の針刺しに迷いがなくなりました。
前はぎりぎりまで、こっちの血管の方が
弾力があるかもとか、患者さんが一発で
入れてくれますよね?的な言葉、態度
にビビッていたので、そういう気の迷い
での失敗もありました。
コンマ何ミリ違うだけで不成功になってしまう事なのでね。
患者さんの文句も難無くこなせるように
なりました。
私は背が小さくて、一応アジア人なので
アメリカでは若く見られます。
「今日担当看護師の@@@@です。」
って挨拶に行っただけで
「あなた若いわね、何年目?
私の血管難しいからベテランさん呼んできて?」
って言われることよくあります。
前はその都度、そうですか。。。。
はいはい、って他の看護師さんに
点滴針いれてもらってた。
自分がやって
ミスでもしたら
苦情とかがボスに届くのを怖がってた。
看護師誰もが一発で点滴針入れたいです。
誰も患者さんが痛い思いをするのを
見たくはないんです。
でも、いろんな言葉でプレッシャーを
与えたり、家族何人も周りで囲んでくれたんじゃ
こっちだって人間、変な緊張もします。
でも、旦那さんの病気がわかってから
旦那さんを亡くす現実
以外の怖いものはもう無い。
上記のような患者さんには
「そうですか、わかりました。
待合室に戻ってベテラン看護師さんが
空くのをまってください。」
って戻ってもらった。
他にも「看護師何年目なの?」
って聞かれたときに本当はアメリカで
10年目ですが
迷わず「先週からここで働いてます」って
返す事にした。それでも私の治療の椅子に残るか
残らないかは患者さん次第。
同僚とか、私を知ってる患者さんは笑ってるけれど。
そういう面は強くなった。
前はそんな患者さんの見た目判断の文句に
一日中イライラしてた。
最近
私の心にほんの少しだけど
変化があった。
旦那さんが自分の中にいる、
一緒にいると少し肯定できるように
なった気がする。
現実を受け入れようと
しているのか?
なんかの諦めなのか。
毎日「なんで旦那さんなんだよ。。。」
って答えの無い問いに
疲れた時期なのか?
少し前までは一緒に居ると
思う意味さえ分からなかった。
まだ、日にもよるけれど。。。
前は
「旦那さんはあなたが悲しむ
姿を見て喜ばないよ、一緒にいるのよ」
っていう言葉を
そんなに親しくもない人に言われたときに
「あー、はいはい。あなたは経験してないから
簡単に言えるよね~」って思った。
でも、最近彼は私が悲しんでることは
望んではいないだろうと思う事もある。
私が逆の立場で空から見てる立場だったら
旦那さんが毎日泣いているのは
望まない。
でも、はい、じゃあもう忘れて
笑顔で過ごしましょう〜、
って進める訳では無い。
まだ寝る前に電気を消した後
振り向いてPCの机の椅子に座ってないか
確認してから寝室へ行く。
霊感無いんだな〜私。
なんか毎日ただ取り憑かれたように
仕事して、子供たちのお世話をして
仕事が休みの日に旦那さんの銀行やらの
手続き関係をして。
人生ってなんだろう。
会いたいよ〜旦那さん。
皆んなが言う
神様には大きなプランがある
っていったいなんなのだろう。
私達には旦那さんが必要なのにな。