昨日、ディープフェイクの記事を書きながらいろいろ調べました。ブログを投稿してからさらに驚くべき記事を見つけてしまいました!それがこちら。

 

 

 

 

すでに1年半前の記事でした・・・。なんと、AIによるディープフェイクの技術で口元と音声を変えて、多言語吹替 が作れてしまうというものです。

 


記事で紹介されてる動画は Flawless という会社が作成したデモ映像で、ジャック・ニコルソンとトム・クルーズが『ア・フュー・グッドメン』(92年)でフランス語を、トム・ハンクスが『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94年)でスペイン語と日本語を話しています。

 

 

実際にその映像を観ると、特に途中軍服姿で出てくるジャック・ニコルソンなど、まだ口元が往年の大ヒットイギリス人形劇『サンダーバード』のようでちょっと不自然ですが(つまり口元しか動いていない)、本人の声で外国語をしゃべっていますびっくり

 

 

ちなみに『サンダーバード』も当時(1965年)にしてはすごい技術だったようで、事前にセリフを録音したテープの音声信号で人形の唇を同期させる「リップ・シンクロ・システム」という装置で動かしていたとのこと。(以上、夫とネット情報の受け売り)

 

 

画像は「映画.com」より

 

 

 

 

ですが、先ほどの映像で『フォレスト・ガンプ』のトム・ハンクスは遠目のせいか、さほど不自然でもなく泣きながら日本語でセリフを言ってます。これは本当に…あと数年もしたら、本人の声で(声優を使わず)吹替ができてしまうかもしれません!

 

 

この吹替のセリフ、誰が作っているのか気になります・・・。今はまだ人の手によるものだとしても、学習能力が恐ろしく高いAIのこと。そのうち、翻訳もやりだすかもしれません。

 

 

そして、それまでは役者本人の声やしゃべり方を聞きたいからと字幕を読んでいた人が、本人の声が聞けるならとAI吹替を観始めたら。。。おー、考えたくない廃業の危機 汗うさぎガーン

 

 

いや、でも日本人はまだ英語や元の言語で聞きたいという方も多いので、すぐに字幕が読まれなくなるということはないのではないかと思っています。(希望的観測)


ただ、漢字・かな・カタカナ交じりの日本語と違って、アルファベットだけの字幕は読みづらく、また読むのが面倒くさいという方が多いので、海外では圧倒的に吹替が人気です。


 

機械翻訳の分野も、実務分野を中心にめまぐるしい発展をしています。いろんな業種が機械にとって代わられる未来がもうやってきているようです。

 

 

最近ファミレスには料理を運んでくるロボットが登場してるし、コンビニや一部スーパーでは会計も袋詰めも客にやらせるから店員のレジ仕事はなくなりつつあります。

 

 

機械にできないことを見つけ、人間の魅力や人間にしかできないサービスを深めて自分自身に付加価値をつけていかないと生き残れませんね!滝汗

 

 

字幕も、限られた文字数に気持ちを込めるとか、言葉の裏にある心情を読み取らせるとか、そのあたりはまだまだ機械には難しい技術だとは思いますので、人間ならではの感性を磨いて、生き残れる字幕翻訳者として精進していかねば、と思います。